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狂少女
【犯罪 推理小説】

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IQ300-1

誰からの遺伝なのか解らない、その頭脳は生まれつき持っていた。
10歳にしてIQ300を持つ少女・・・木花

人体の構造、医学的な知識、戦闘の知識、木乃舞博士が研究していた死体蘇生の知識など全て彼女の頭の中に入っている、それだけじゃない、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、イタリア語などをマスターしている・・・

木花は今、ネットカフェにいる彼女はそこで何かを調べていた。
それはCIAの極秘計画、5年前何故、父 木乃舞武志が殺されなければならなかったのか?
死体蘇生で何を企んでいたのか?誰が情報提供したのか?
木花は、ありとあらゆる視点から調べていた。

すると・・・

『アドルフ・ヒトラー?世界征服?』

CIAは現代の最高の科学力と木乃舞博士の死体蘇生を融合させ、第2のヒトラーを創り出そうとしていた・・・
木乃舞博士は猛反対した。そしてCIAは女スパイを送り込んだ・・・
助手という仮面を被せ木乃舞博士に近づけさせた。
そして、計画通り偽りの恋から偽りの夫婦になった・・・
結婚から3年後、当時3歳だった養女をひきとった。
彼女の名前は木花と名付けた・・・
見せかけだけの幸せ・・・
しかし、木乃舞博士は本気だった。
研究のレベルも上がっていき、後一歩だった・・・
そして2013年7月木乃舞武志は殺害された。
研究資料はいまだに見つかってない・・・

『なるほどねぇ・・・しつこかった訳だ・・・わざわざスパイまで送り込んで、お父ちゃんとアタイ騙してさ・・・』

木花はデータをメモリに保存し、ネットカフェを後にし道警へ向かった。

その頃LOUDが潜伏している無人の倉庫に1人の女が現れた。

『ハッハー、来たか奥さん』

『やめてよ!もうゴメンだからね、あんな事!』

『まぁそう怒るなって・・・始末したのか?』

『ええ、ドッカーンよっハハハ』

女は佐知子じゃなくリサと名乗っていた。
リサはタバコをくわえ・・・

『LOUDアンタ何故、木花を生かしたの?』

LOUDはナイフを弄りながら笑みを見せながら語った。

『あん時、あの子が俺に向かってくる時の、あの氷のような凍てつく視線がたまらなくってな・・・恋しちゃったのよぉ木花ちゃんに・・・』

『・・・ロリコン野郎・・・』

『ハハハ・・・』



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