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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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昨晩のこと (6) 夫には言えない秘密-3

「元彼さんで美味しいイチゴくれる人はいた?」
「……どうだろね」
薄く笑ってごまかすゆき。
「あれ?いたんだ……?」
嬉しそうなZ。
「知らない……忘れちゃった」
「こんな清楚なゆきさんが元彼に美味しいイチゴいっぱい貰ってたなんて興奮しちゃいます」
勝手に妄想して勝手に興奮したZが二度、三度腰を突き上げる。
眉間に皺を寄せZにしがみついて快楽に耐えるゆき。Zの言葉を否定はしない。
それどころかZの妄想を肯定する決定的な発言をする。
「パパには内緒にしてて……気にしちゃうと思うから……」

実は私自身はふとしたきっかけで知っていた。
ゆきが昔の彼氏とかなり奔放な性行為を楽しんでいたことも、その過去を私に隠していることも。
そういう話は、女慣れしていて遊び人のZのほうがゆきも話しやすいのだろう。
早漏短小な私を気遣う気持ちからとはいえ、夫には言えない過去の秘密を他の男に打ち明けるゆき。
妻の小さな裏切りに興奮する。
「ゆきさんと俺だけの秘密なんてドキドキしちゃいます」
「もう……いけないことしてるみたいに言わないで」
そうは言いつつ、予期せずZと秘密を共有することになったゆき自身、かすかな興奮を覚えているように見えてしまう。
もっともこれは妻に裏切られれば裏切られるほど性的高まりを感じてしまう、私のような人種特有の思い過ごしかもしれない。
このゆきの秘密の過去にしても、何を隠そう、それを知ったことが寝取られ性癖に目覚めるきっかけになったのだ。

目の前のゆきはZのペニスを下半身に深く受け入れ、尻をくねらせ押し付けている。
「ん……んん……あぁ……!」
「じゃあゆきさん、俺とのセックスで昔を思い出しちゃってる?」
「ん……少しね……」
過去を知られた恥じらいと、Zの前なら本当の自分を出せるという女の歓びが混ざり合ったような微笑み。
ゾクッとするような色っぽい微笑みを浮かべ、Zの上で下半身を悩ましく前後に振り続けている。
目を閉じ、夫以外の男の存在を身体の奥深くで感じているゆき。
ときおり薄く目を開けて男と視線を絡ませると、自ら唇を寄せて舌を絡める。

こんな行為を、ゆきは過去の男と繰り返していた。
知った当初はやはりゆきが心配してくれたように、いやそれ以上に、大きなショックを受けた。
私とのスローでゆったりしたセックスが好きだと言っていたゆきが、実は昔の彼氏と互いに何度も絶頂に導きあうようなセックスを楽しんでいたという事実。
写真を見たことがある。口にするのも憚られるような行為に耽るゆきの姿がたくさん収められていた。
清楚で恥じらいのあるゆきしか知らない私は、妻のあまりにも酷い痴態の数々を受け入れられず何度も吐いた。
「激しいエッチは嫌い」と出会った頃から言い続けていたゆきの、重大な裏切り行為だと感じた。
ゆきは私を傷つけまいと隠していただけなのだから、極めて理不尽な話だと思う。
私だって頭では理解している。
大人の女性なら誰しも、人には言えない、夫には言えない秘密のひとつやふたつあって当たり前だ。
それが過去の異性や性体験に関することであればなおさらである。
ましてゆきは不貞行為をはたらいたわけでも不特定多数と関係したわけでもない。当時の恋人とやることをやっていただけなのだ。

ゆきは何一つ悪くない。そんな理性はしかし、溢れ出るどす黒い興奮の前でまったくの無力だった。
妻を他の男に抱かせたい――。
秘密を知った私がそう望むようになるのに時間はかからなかった。
私のペニスを静かに受け入れ恥ずかしそうに甘えてくるゆきの本当の姿を見てみたい。
他の男のペニスで喘ぎ狂うゆき。
美しく整った顔にグロテスクな他人棒を押し付けられ、小さな口で奉仕することを要求されるゆき。
写真の過去よりも人妻らしいだらしなさの出てきた乳房や下半身を夫以外の男に揉みしだかれ弄ばれるゆき。
清楚で可愛らしい顔に似合わず、秘唇の両脇まで生い茂った陰毛を他の男に開陳させて、ゆきを辱めたい。


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