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亜美
【SM 官能小説】

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亜美-17

 「口説くって再婚ですか?」
 「それもあるけど、プレイの相手になれということよ」
 「SMプレイのですか?」
 「そう」
 「はー」
 「何感心してんの」
 「それで礼子さんは口説かれるんですか?」
 「口説かれないわよ」
 「ああ」
 「何ほっとしてんのよ。私が変態じゃないと分かって安心したの?」
 「いえ」
 「それじゃ何?」
 「変態じゃないと分かってがっかりしたんです」
 「言うわねえ。昨日会員制クラブであんなの見ただけで漏らした癖に」
 「え?」
 「分かってるのよ、ちゃんと」
 「立ってたけど漏らしてはいませんよ」
 「あの時私が触ればアッという間に出したでしょ」
 「さあ、それなら触ってくれれば良かったのに」
 「憶えてらっしゃい。今度はそうして上げるから」
 「もう慣れたから見たくらいでは立ちませんよ」
 「ふん。偉そうに」

 主人が2人の男と1人の女を伴って入ってきた。女は顔はブスという程では無いかも知れないが、体はまるっきり豚であった。何だこれはという感じである。男が2人で共有しているセックス奴隷なのだそうで、何をやってもいいし、何でも出来るんだと言う。銀座の交差点の真ん中でおしっこさせたこともあるのだという。車が危なくないですかと聞くと青信号の時にダッと駈けていって真ん中でしゃがんでおしっこしたのだそうで、見てる人は大勢いたけれども皆何かの撮影だと思ったようでおしっこ姿を見るよりもむしろキョロキョロ周りを見まわしていたという。カメラを探していたらしい。
 そんなことをして何が面白いんだろうと馬鹿馬鹿しく思ったが、感心したような顔を作って聞いていた。取材はいいけれどもカメラは駄目だというので、雑誌には載せられないのではないだろうか。しかし礼子は一応見ていく気になったようだ。
 女と男3人は裸になり、この家の主人が礼子にパンティ・ストッキングは脱いだ方がいいと言った。浣腸プレイをするから足下が汚れるかも知れないからだそうだ。礼子は平然とその場でスカートの中に手を入れてパンストを脱いだ。女の体は服を着ていた時に想像した通り醜悪な肉の塊で、誠司は全く興味を持てなかった。性器など盛り上がった肉に隠れてしまっているし、乳房も脇の下の膨らみと合わせて4つもあるように見える。腹と来たら文字通りの3段腹で、この人達はこういう体つきの女性が好きなのであろうか。それとも何でも思い通りおもちゃにすることが出来るというので我慢しているのだろうか。女をロープでギュウギュウに縛り上げるとロープからはみ出した肉はますますグロテスクに変形した。これを椅子の上に縛り付けようと言うのだが、体重が重いから、本人と3人の男達が協力してようやく上に乗っかったという感じである。
 脚を拡げて縛るのがお決まりのようで、昨日見た会員制クラブの女と同じ格好になったが、この体では見栄えがしない。豚と言うよりも手足のあるトドみたいに見える。昨日は食い入るように見つめたのに、この女では開いた性器など気持ち悪いだけで見たくもなかった。撮影禁止なので気楽に見ていればいいのだが、見たいと思わないのを見せられるのは苦痛である。
 男達は直ぐに浣腸の準備を始めた。イルリガートルという病院で使うような器具を出した。天井のフックに鎖を引っかけてその先に太いガラスのシリンダーをぶら下げた。シリンダーには目盛りがあって、遠いから良く見えないが、目分量で500ccはありそうである。これに繋がった長いゴム・チューブの先を女の尻に挿入するとガラスのシリンダーに入った液体が見る見る減っていった。これが全部なくなると驚いたことに男の1人が更に同量をガラスの中につぎ足した。すると1リットルも浣腸するということである。しかし驚く誠司をよそに男は更に1回つぎ足した。並の女性の3倍くらいはありそうな体だから大腸の容積も3倍くらいあるのだろうか。しかし3回目の分が入り終わると同時くらいに女が形容しがたい声を出しながら排泄し始めた。


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