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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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ウラ-6

マギーは相変わらず穏やかな様子で明子と対面する。
「佐川さん、あなたはビッツコインをやってますか?」
明子は落ち着かない様子で奥歯に物が挟まったかのような口調で答える。
「ビッツコインぐらい…誰でもやってるわよ…。」
「まぁそうですね。お小遣い稼ぎにやってるOLさんとか最近増えてますしね。中にはのめりこんじゃう人もいるようですが、佐川さんはどうですか??」
「私もそうよ…。」
「あなたにお小遣いとか必要なんですか?市長になってガッポリ貰ってるでしょう?」
「わ、私だって普通の女子よ…?お小遣いぐらい欲しいし…」
「へー、意外ですね。時計はボレックス、指輪もネックレスもかなり高価なものでしょう。車はボルシェ、マンションは…いえ、億ションは最上階の庭やプール付き…。そこまで贅沢な暮らしをしていながら1、2万のお小遣いが必要なんですか??」
「お、女ってそう言うモノでしょ!?」
次第に明子の答えが怪しくなって来た。誰が見ても何かを隠している事が分かるぐらいに。明子の様子はますます落ち着かなくなってきた。
「あ、そっか!あなたレベルの人のお小遣いは私達庶民と額が違いますからね!」
マギーはわざとらしく言った。
「な、何が言いたいのよ…」
睨みつけると言うよりはマギーの様子を伺うような目つきで見つめていた。
「フフッ。調べはついてるのよ。あなたのビッツコイン資産、知ってるわよ?」
「…」
明子が視線を逸らした。もう逃げられないと諦めたのか、それとも言い逃れを考えているのか、明子は視線を斜下に落とし険しい表情を浮かべていた。

「10億9000万。いわゆる億り人ね。」
華英と調書をとっている署員が目を丸くして明子を見た。明子は一段、顔を俯かせた。
「いいなぁ。私もこのレベルでお小遣い稼ぎしたいもんだわぁ…」
皮肉を込めて明子に言った。まだ微かにプライドが残っていたようだ。明子がガッと顔を上げマギーを睨む。
「あんたには関係ないでしょ!?」
マギーはあくまで冷静に答える。
「もう正直に話しなさいよ。私が何を知っているか怖くて仕方ない目をしてる…」
マギーは明子の心の中を覗き込むかのような目で明子の瞳をじっと見つめた。そして次の瞬間、佐川明子に残っていた威勢やプライドを根刮ぎ奪ってしまう程の核心に迫る言葉を明子に向けて言った。
「佐川さん、あなたRevolutorなる者からビッツコインの手解きを受けて富を得た後、裏切ったからあんな罰を受けたんじゃないですか?」
「…」
明子の体がガクッと沈んだ。まさにうなだれたと言っていい。体から発する覇気と言う物が全て消え去ったように見えた。まるでそれは人生が終わったと悟った人間の姿のようだ。その姿にマギーが言った言葉が真実なのだと華英に伝わったのであった。マギーは変わらず冷静かつ穏やかな表情をしていた。


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