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学園乱遊記
【学園物 官能小説】

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黒澤 ミカ-3

今日も部活が終わった。
今日は忘れ物していないし、教室に寄ったりはしない。

なので今日はスケベな事を考えたりしないで済むかなと思っていたら…校門に見慣れたスケベ顔があった。




「よっすミカ!待ちくたびれたぜ!」

「…待ち合わせの約束もしてないでしょ」

「まぁそうなんだけどよ。今日は高原の家が仕事で両親いないんだってよ。だからそこでヤろうってハナシになったから直接誘いに来た」




校門の前で待っていたのは新堂。
何度か身体を許したからって妙に馴れ馴れしい。
いつもはアカリと相性が良いとか何とか言ってるくせに。

今日も部活で疲れたから…と断ろうともしたけれど、昨日オナニーしてしまった事も考えるとちょっと溜まっているのかもしれない。
というかウチの教室は放課中に平然とキスしたり、昼休みにどっかでヤってきて汗くさかったりイカくさかったりする猿みたいな男女が多すぎるのだ。

それを見てるとなんというか…雰囲気に、当てられる。




「まぁ…今日は付き合ってもいいかな」

「おっしゃ!そうこなくちゃ!」

「他に女子は誰がいるの?」

「あー…それが今日はどっかの喫茶店で割引イベントがあるとかで…」

「なるほど。誰も相手いないから必死なワケね」




毎日ヤってるんだから一日くらい我慢しなさいよと思いつつも今日は付き合う事にした。
人数が多すぎたら流石に相手できないが、新堂と家を貸してくれる高原の二人だけとの事なので付き合う。

二人はどうやらお金がなくて喫茶店に行く余裕もないのだとか。


私は学校から家が近いので徒歩だが、新堂が自転車を持っていたので2人乗り。
新堂は身長も高く、部活こそしていないが家がスポーツジムを経営してるとかで暇潰しに鍛えているらしく意外とガッチリしている。

身体鍛えてる方が女子にモテるとかでそれなりに頑張っているようだがスポーツそのものには興味ないらしい。

まぁ…鍛えてそれなりにカッコいい男子だとは思うけど基本的にセックスの事しか考えていない猿なので彼女はいないようだけど。



自転車に乗り10数分で高原の家に到着。
二階建ての普通の一軒家。
新堂は手慣れた手つきで自転車を止め、玄関に向かうと高原も玄関で待っていた。




「おっす。来たな。んで、早速悪いんだけど部屋案内するから先にヤっててくれ」

「…?どういう事だよ?」

「この間、テストで赤点取って課題出された。ヤった後だとヤり疲れでできる気がしないから先に終わらせる…」

「おい」




ヤってる横で課題に集中できる気がしないからオレはリビングで課題やると高原は言うと、高原の部屋と風呂場、そしてトイレだけ案内される。

私は先にシャワーだけ浴びてジャージに着替えて高原の部屋に向かった。

男の子部屋らしく、机とベッド。他にはまんがやゲームくらいしか置いてないシンプルな部屋だった




「新堂、シャワーは?」

「え、えっと…実は一度家に帰って浴びてきた。ミカ…黒澤が気にするならもう一回行ってくるけど」

「一度浴びたなら良いんじゃない?というかいきなりどうしたのよ黒澤なんて呼んで」

「うぐ…。ふ、二人きりでヤるのは初めてだから緊張してきた。しかも黒澤のシャワー後姿なんて初めて見たし」

「…あらら、ジャージ姿でなんか申し訳ないわね」




いつもセックスの事しか考えない猿みたいなヤツなのに珍しく本気で緊張しているようだった。
身体がカッチコチに固まってるのが見て分かるほどの緊張っぷり。

…意外と可愛いとこあるじゃない。




「…ねぇ、新堂」

「な、なんだよ!?」




ベッドに座る新堂の側に近寄る。
新堂の左腕に自分の腕を絡め、胸を押し付けたりしてみた。

そして新堂の耳元で…。




「いつも見たいにミカ、って呼んでいいよ…?」

「!!!………っ!!!」




ついでに耳に息を吹き掛けたら新堂の身体が面白いくらいビクンと跳ね上がって面白い。
見慣れた男子のいつもと違う反応を見るって何だか楽しい。


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