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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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「あまりに動画や映像が卑猥過ぎてすぐにテレビ局では規制がかけられたのよね、この案件は。でも週刊誌やネットでは結構な騒ぎになった。この篠山優子って子は当然職場にはいられなくなり辞職届けも出さないまま行方不明に。私達も極秘で行方を追ってるけど未だに見つからないの。噂では自殺未遂をしたとか、どこかの風俗店で見たとか、海外に逃げたとか、色んな情報が錯綜してるけど、まだ行方を掴めてない。」
警視総監である若菜は当然知っている事件であった。

「でもこの動画は当時付き合ってた彼氏が録った事は確実だし、逮捕されたんですよね??」
華英がまるで親族が被害に遭ったかのように少し興奮気味に聞いた。しかし若菜は俯き溜息をついた。
「確かにそうだけど、録った事は間違いない。でも流出したと言う証拠がなかったのよ。だから立件出来なかった。」
「そ、そんな…」
悲しそうな顔をする華英。
「しかも映像では嫌々撮影されているような姿には見えない。完全に同意の元、撮影されていると言う印象を誰もが持ってしまうの。私も見た限り、仲の良いカップル同士が楽しんでるとしか見えなかった。彼はある日パソコンが盗まれ、その中にその動画が入っていて、流出したのはパソコンを盗んだ奴だ、俺は知らないと主張した。逆に彼の姿は確信犯そのものに見えた。絶対に証拠が出ないと確信して真実と違う事を言っている、あの挑発的とも言える姿は今でも忘れない。彼は間違いなく自らの意思で動画を流出させた。でも証拠がない。いくら調べてもやはり複数の海外サーバーの壁を破れなかった。結局被害届も出されてないからそれ以上の捜査も出来ず打ち切りになったのよ。最近、そう言った案件が増えてるの。だから私はその壁を打ち破りたくアメリカに行ったのよ。」
若菜にしては珍しく苦虫を潰すかのような表情を浮かべていた。

「そしてもう一つ。この動画の最後に一瞬だけチラッと映るものがある。中島さん、お願い。」
「はい。」
中島は動画をコマ送りにする。そしてその一瞬だけ映るものを静止状態でマギーと華英に見せた。
「こ、これは…!」
2人はそれに見覚えがあった。それは佐川明子が全裸張り付けないにされた時に送られて来た挑戦状で見たものと全く同じマークと文字が書かれていた。

「Revolutor…」

マギーがそう呟いた。
同時に何か大きなものが不気味に蠢きながら自分達の目の前に現れるような、そんな予感を得たのであった。


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