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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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新たなる犯罪-10

「どんな離れていても引き合わされるのよね。やっぱ運命なんだろうね。それか故意的に私達を引き合わそうとする奴らがいるか…。」
湯島武史からサーガ事件まで、長い時間を経て一本の糸で繋がっていたと言う経験から、今は繋がりのない個別の事件どうしが裏で糸を引いている可能性は高いと感じている若菜。しかしマギーと華英と言う心強い仲間と連動出来ればきっと解決出来る事件だと確信を持っている。そして何より常々また2人と一緒に仕事をしたいと思っていた若菜にとってはちょうど良い機会だと思っていた。

「もしかしたら佐川明子にしても小渕愛子にしても、ビッツコインをしていた可能性はないかしら?」
若菜が聞いた。
「今までの調べではビッツコインの事は出てきてませんが、再度取り調べます。2人からは薬物反応は出なかったのでその線はないかも知れません。でも使用してなくても売買してる可能性もある。帰ったら慎重に聞いてみます。」
「うん。一応身柄は暫く確保しておいた方がいいわね。だいたい体を使っての選挙活動とか、スキャンダルの一言で済ませてるけど、考えてみれば今時大掛かりな枕営業する政治家がいるとは思えないし。ちょっと異常かもね。」
「ですね。叩けばまだ埃が出るかも知れませんね。」

だいたい贅沢したいだの権力が欲しいだの、そんな漠然とした野望を持ち体を使ったぐらいで市長選に勝てるものなのだろうかと言う疑問が生じた。もともと佐川明子と小渕愛子はREVOLUTORなるものの仲間であったが、何かの理由で見捨てられたのではないかと言う新たな推測も立ったマギー。見えていなかった事件への方向が少し見えてきたような気がした。

「マギー、今日はもう上がりなよ。逢いたいんでしょ?杉山君に。」
マギーは一瞬動揺する。
「いえ、今日は捜査で来てるので。」
「相変わらずお堅いわねー。いいから上がりなさいよ。大丈夫よ、あなた抜きで捜査を先に進めないから。これからは私達もオフ。仕事は終わり〜!」
ソファに背中を倒し寛ぐ若菜。
「ち、ちょっと、上原さん…」
「いーい、警視総監様が終わりだと言ってんの。逆らうと逮捕するわよ?♪」
「逮捕って…」
「いーから会ってセックスして来なって!」
「セッ…!?」
「明日からの活力、養って来なよ、いいから。」
そこに華英も混じって来た。
「大好きな彼氏様にゴロニャンしてきなよ、マギー♪愛のパワーは大きいんだから。充電してきなよ。」
「で、でも…」
「あーじれったい!!何なら私が今から杉山君をここに呼び出すよ??」
「い、いいですってば!!」
「じゃあ行ってきなよ。明日の朝警視庁で会いましょう。」
もはや何を言っても聞かなそうな若菜に、内心嬉しく感じながらも申し訳なさそうに、若菜の言葉に甘えるマギー。
「わ、分かりました。じゃあ明日…。」
「オッケー♪」
「バイバーイ♪」
マギーは2人に冷やかされながらもyourtube社を出て杉山に電話をしたのであった。

「あ、杉山君…?」
大好きな人の声を聞いた瞬間、マギーの顔はただの恋する乙女に変わっていたのであった。


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