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山ガール〜いたぶる
【鬼畜 官能小説】

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亜紀ー屈服-1

 生まれたままの全裸像を晒しながら、亜紀は相変わらず柿の木に吊るされていた。肉づきの良い太股や尻は、すでに幾条かのムチ跡が残されている。しかし亜紀は決して悲鳴を上げなかった。奥歯を噛みしめて男たちを睨みつけ、軽蔑した眼差しを向けるのだった。
 聡明な亜紀はすでに解っていた。泣き、叫び、許しを請うことがこの男たちを喜ばすということを。

「亜紀、お前はなぜお仕置きをされているんだ?」
竜一が聞いた。
「それはあなたたちが変態のサディストだからでしょ!」
「何だと!ふざけるな」
ビシッ!
「・・・」
「あやまれ!」
バシッ!
「・・・」
「オレたちに逆らったことを後悔させてやる」
ピシッ!
「・・・」
「まったく強情な女だぜ。まぁこのくらいの方がいたぶりがいがあるがな」
尻や太股はすでに真っ赤だ。痛くないはずはなかった。それでも亜紀は頭を下げなっかた。
 ちひろは自責の念にかられていた。あのおとなしい亜紀が必死に戦っているのに、自分は男たちの暴力に簡単に屈してしまった。まさに胸の張り裂ける思いだ。
 今さらなにを懇願しても通じる相手とは思えなかったが、ちひろはいちるの望みに託した。
「お願いです。亜紀を許してあげて下さい。私が犠牲になりますから」
地面に這いつくばり許しを請うた。

 そこにひれ伏すちひろをみながら、竜一にはある考えがひらめいた。
「今までの無礼の数々、詫びを入れてもらおうか」
竜一はそう言ったが、亜紀はそれも無視した。銀二はムチを拾い上げると、そこに土下座しているちひろの背中を打ち付けた。
バシッ!
だがちひろも声を発しなかった。亜紀が耐えているのに、自分が屈するわけにはいかなかった。
「これは私とあなたたちの問題でしょ!ちひろは関係ないでしょ!」
「お前があんまり聞き分けがないからだ!すべての責任は亜紀にある!」
そう言うと、竜一は土下座して頭より高い位置にあるちひろの尻を思い切り蹴り上げた。
「な、何という卑劣な・・・。それでも人間なの?」
怒りに我を忘れて抗議した。
「口の聞きかたに気をつけろよ!お前がその態度を改めない限り、ちひろのケツが真っ赤に腫れ上がることになる!」
そう言うとちひろの尻めがけてムチを振り上げた。
「ま、待ってっ!」
亜紀は叫んだ。
「待ってだぁ?いつからオレ達に命令できる立場になったんだッ!」
竜一が再び革ベルトを振り上げようとしたその時
「ご、ごめんなさい・・・」
さっきまでの威勢はどこへやら、一転涙ぐむ亜紀だった。
 亜紀はどんな痛みにも耐えるつもりだったし、その自信もあった。しかしちひろを巻き込むわけにはいかなかった。自身の気概が急にしぼんでいくのが感じ取れた。


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