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蛍の想ひ人
【女性向け 官能小説】

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「恥ずかしいから見んなよ」

そう言った俺の腕を無理やりはがして由布子さんは顔をあげた。

「うん。いい顔してる」
やっぱり赤くなったその顔で
俺をじっと見つめて、くすくす笑う由布子さんがいて

俺の腕の中で背伸びをして、由布子さんからそっとキスをしてくれた。

「――っ!」

言葉も出ないその行動に
由布子さんはギュッと俺を抱きしめる。

I'm high on life.

人生に酔ってるんだ―――

まさに人生に酔ったような感覚で
その原因の女性を俺もギュッと抱きしめた。

「好きだよ」

何も考えずに口から洩れたその言葉に
由布子さんはそっとうなづく。

大好きだよ。
大好きだよ。由布子さん。

どんな罪悪感さえも受け入れるよ。
どんな執着心も隠すことなく貴女を捕まえておきたい。

自分をどんなに嫌いになってもいい。

由布子さんさえ隣に居てくれるなら。


俺はこの酔いが醒めない事をただただ―――祈っていた。



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