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妙子2
【その他 官能小説】

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妙子2-6

 「私のことじゃないよ」
 「それじゃ誰のことだ?」
 「別に誰ってことないけど、ちょっといい女を連れて行くって言うから」
 「つまり美人を連れて行くところと言ったんだ」
 「私ってでも、そんなに美人じゃないよ」
 「お前が美人かどうかは俺が決めるんだ」
 「どうして?」
 「お前が自分で美人だと言ったって、俺がそう思わなければ意味が無い」
 「それはそうだね」
 「もう少し色っぽい服を着てると余計美人に見えると思うけどな」
 「この服嫌い?」
 「嫌いということはないが、ちょっと色気がないな」
 「どんな服が好き?」
 「着てないのと同じに見える服だな」
 「着てないのと同じに見えるって?」
 「全部透けて見える服だ」
 「そんな服ないよ」
 「ないことはないだろうが、ちょっとからかったんだ」
 「からかわないで。私って馬鹿だから直ぐ本気にしちゃうんだよ」
 「そうみたいだな。色っぽい服がいいと言ってるのにどんな服が好きかと聞くからだ」
 「そうか。それで透けてる服が好きなの?」
 「色っぽい服なら何でもいい」
 「だから色っぽい服ってどんなのか悩んじゃう」
 「お客の言うことに一々悩む必要はない」
 「ううん。私、店長に同じ事良く言われるの」
 「もっと色っぽい服を着ろって?」
 「うん」
 「色っぽい服がどういうのか分からないのか?」
 「分かってるつもりなんだけど、そういうの着て来ると決まって店長は休んでるから、それでいいのかどうか聞けなくて」
 「色っぽい服というのは透けてたり露出してたりする服のことを言うんだ」
 「でしょう?」
 「分かってるんじゃないか」
 「でもそういう服着るとお客さんが、『あんまりお肉を出すと風邪ひくよ』なんて言うんだよ」
 「お肉か。それはいいな。お前の場合はそういう言い方したくなっちゃうんだ」
 「そんなに私ってデブ?」
 「そうじゃないが、肉の塊っていう感じだ」
 「それってデブとは違うの?」
 「デブとは違うな。デブは同じ肉の塊でもだらしなく垂れてるような肉を言う」
 「それじゃ私は固太り?」
 「固太りか。それともちょっと違うな」
 「どう違うの?」
 「何と言えばいいのかな。プリプリ太りとでも言うのかな」
 「プリプリ太り?」
 「要するに色気のあるいい体をしている」
 「本当?」
 「ああ」
 「研て優しいね」
 「そんな程度で優しいなんて思うなよ」
 「そう?」
 「お客の言うことなんか適当に聞き流してないと、ロクでもない男を好きになっちゃうぞ」
 「研って、ロクでもない男だったの?」
 「俺のことじゃない。お前は人の言うことを素直に信じるところがあるから、心配して言ってやったんだ」
 「素直に信じちゃいけない?」
 「こんな所に来て男が喋る言葉は適当なのが多いんだ」
 「研も?」
 「だから俺の事じゃない。ホステスを口説こうという男のことを言ってるんだ」


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