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祭りの日の儀式
【若奥さん 官能小説】

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悦びの意味-3

 お互いに感情が一つになった。
 みなみは、臣吾に促されるわけでもなく、自然にカラダをベッドに沈め、脚の力を抜く。
 臣吾は、ゆっくりとみなみの両足を割り、下半身を密着させる。
 自らのチンポを右手で支え、みなみの入口にあてがった。
 ゆっくりと侵入を試みると、いやらしい汁で濡れ溢れたヒダヒダが、待ち焦がれたように絡みつき、自らその奥へと手引するように引き込んでいった。
 自分の意志ではない、言わば女性の本能的性身体行動とでも言おうか、みなみの女性器自身が臣吾の男性器を迎え入れようとしている。
 同時に、みなみは両手を臣吾の首に絡ませ、カラダ事引き寄せる。
 挿入は、一気に膣奥まで深く刺さった。
「あぁぁぁぁーーーっ」
 これまでに無い快楽がみなみを支配した。
 今までと何一つ変わっていない臣吾のチンポなのに、何倍もの快楽に溢れていた。
 いつも以上に濡れ、違った感じ方だなとは思っていたが、これほどのものだとは。挿入されてみてその衝撃度が初めてわかった。

「はぁぁっ」
 みなみのこんなに大きな喘ぎ声を聞いたのは初めてだった。
 普段は、恥ずかしがって、噛み殺すようにして、極力声を漏らさぬように喘いでいたみなみが、はばからず享声を上げている。
「あああっあー」
 臣吾にしがみつき、自ら腰を振り始めるみなみ。
 臣吾も、いつもとは違うみなみの反応に、もう驚くことは無くなっていた。
 ひたすらにこの快楽を分かち合おう、二人ともその思いで腰を振っている。
 ピチャピチャと、結合音が高まっていく。
「っはぁぁぁーーーすごい、すごい」
 我を忘れたかのように、感じまくるみなみ。
 みなみも、吹っ切れたわけではなく、自然とこの快楽を貪っている状態。吹っ切るとか、そんな自意識はとうの前に失っている。今は、ただ本能のまま性の快楽に浸っているだけだ。

 臣吾もこの雰囲気に、これまでに無いほどの興奮を感じていた。
 抱き合っていた体勢から、カラダを起こし、挿入したままみなみの脚を大きく広げた。
 結合部が露わになる。
「ああ、ダメ。見ちゃダメぇ」
 みなみは慌てて、隠そうとするが、臣吾は構わず振りほどいた。
 みなみは、ぞくぞくした。恥ずかしい部分を暴露される羞恥心が、快感に変わった瞬間だった。
 結合部分は、既に淫汁が白濁化、いや乳化しヨーグルト様になり、臣吾の茎部に絡みついている。淫汁は、ビラビラ付近の恥毛にべったりと張り付き、上部の恥毛にまで飛散している。

 臣吾は、しっかりとみなみの腰をホールドし、叩きつけるように腰を振った。
 パンパンと肉がぶつかり合う音が響く。結合部は、ピチャピチャからニチャニチャと粘り気のある音に変わっていた。
 みなみは、放心に近い状態で、だらしなく口を半開きにし、歓喜の声を上げ続けている。
 ぐったりしているみなみを起こし、騎乗位の体勢にする。
 みなみも、ふらふらしながらも、しっかりと臣吾のチンポをあてがい腰を沈め、自らズブズブと蜜壺で咥え込んだ。
「ああああぁっーー」
 完全に腰が沈み、最深部にチンポが到達すると、ひと際大きな声が出る。
 そして、自分で大きく腰を上下させる。
 今度は自らの意志で、パンパンと腰をぶつけている。
「あああぁぁぁっ、あああぁぁっ」
 抱き合った体勢から、みなみはカラダを反り返し、自らガニ股状態で臣吾に跨った。
 もう、どんな状況になっても驚くことはないと思っていた臣吾も、これにはビックリした。
 アダルトビデオの中の世界のものと思っていた恰好が、今、自分の目の前で、しかも息子を寝かせつける前までは、スケベさの欠片も見せたことのなかった、あの愛らしいみなみが、セクシー女優のようにガニ股で腰を上下させている。
 にわかに信じ難い光景だが、これは現実である。
 あれほどまでに結合部の露出を恥ずかしがっていた妻が、見せつけるように晒す姿は淫らな一匹のメスにしか見えなかった。

 臣吾も、小さく揺れる胸を下から揉みしだき、ピンと尖った乳首を弄ると、さらに狂喜の声を上げる。
「あああぁぁっっ」
 次は、手と手を恋人つなぎでしっかりと握っての騎乗位行為。
 臣吾の目には、自分のチンポが恥毛の奥のヒダヒダに飲み込まれていく様が、ありありと見え、興奮度が増してくる。
 みなみは、髪の一部が汗で頬に張り付いていても、そんなことはおかまいなしに、ショートの髪を振り乱して悶えている。
(みなみってこんなにスケベだったのか)
(わたしって、こんなにスケベだったのね)

 息絶え絶えのみなみを、再びベッドの上に仰向けにする。
 部屋の灯りに晒されたみなみの肌は、桜色に火照り、顔も上気している。
 臣吾は、正常位の体勢で再挿入、そのままみなみの脚を肩に担ぐように持ち上げる。当然、挿入深度はこれまで以上のものになる。
「ぁあぁぉぉっんふっ」
 声にならない声を上げるみなみ。
 臣吾は、残された力を振り絞り、みなみを突き上げる。

「ああっ、あんあんあっぅぅ、ああっイキそう、イキそうなのっ」
「みなみ、俺もイクよ」
 お互いに絶頂が見えてきた。
「いいよ、一緒に、一緒にイこう。一緒にイキたいの」
 その言葉が、より一層の興奮を誘った。
「イクよ。みなみの中でイクよ。中に出すよ」
「出して、一杯出して。中に出してぇ」
「イクよ、みなみ。みなみぃ」
「ああああっ、ああっイク、イクーーーー」

 中出しされたまま放心状態のみなみ。
 膣口から大量に溢れ出す精液もそのままに、ぐったりと横になっている。
 今までのSEXは何だったのか。カラダだけでなく、心まで満たされのは初めてだった。
 いや、これまでも心は満たされていた。
 と、思っていただけだったんだなと、気付いた。
 SEXがもたらしてくれる悦びの、本当の意味を知ったような気がした。


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