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Time Capsule
【初恋 恋愛小説】

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第4章 過去を振り返る。-2

(昨日恭子ちゃんと試合したんだー。強いね、恭子ちゃん。負けちゃった。)
(そうなんだ。)
(打ち合いしてると恭子ちゃんの胸がプルンプルンして気になっちゃったよ。)
(な、何を言ってんだ!?)
(アレはおっきくなるわね。)
(…)
(今日、恭子ちゃんらと一緒にラバー買いにスポーツ用品店行くんだぁ。ごめんね、デートしちゃって?)
(別にいいし。)
(羨ましいくせにぃ♪ねぇ、これ見てよ。)
友美が携帯に収められている写メを見せる。そこには半袖のユニホーム姿の恭子が写っていた。ユニホームは体操着よりも生地が薄く胸が強調されている上にパンツから伸びる脚が眩しく写っていた。
(ゴクッ…)
俊輔は思わず生唾を飲んだ。

(ねぇ、この写メ欲しい??)
(う、うん…。)
(どうしようかなー♪)
(く、くれよ!!)
正直に言った俊輔に満足げな笑みをこぼす友美。
(しょうがないなー。あげるからアドレス教えてよ。夜、メールしてあげる。)
(マジ!?教える教える!)
俊輔はアドレスと番号を赤外線を使い友美の携帯に入れた。
(他にもあるからみんなあげるよ。)
(マジで!?)
(うん。興奮しすぎでやり過ぎ注意だからね♪)
そんなやり取りをしている所を先生の目に止まり注意されてしまった。

俊輔はさっき見せてもらった恭子の写メが早く欲しくて仕方なかった。する。当然する。それでなくても恭子で毎晩ナニをしているのだ。それまではイメージで恭子でしていたが、とうとう画像を見ながらできるのだ。俊輔は楽しみで仕方がなかった。その事で頭がいっぱいで、友美が一瞬嬉しそうな表情を浮かべた事に気付かなかった。嬉しそうな表情を浮かべた瞬間、それは俊輔の携帯番号とアドレスが自分の携帯に入った瞬間なのであった。携帯を閉じ両手で可愛らしくギュッと携帯を握りしめ幸せそうなひを浮かべた友美を俊輔は全く気づかなかったのであった。



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