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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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男子会-2

「はぁー緊張したぁー。」
「何でさぁー君の可愛い後輩でしょ?」
「まぁそうだけど。」

緊張の糸が解けた私と彼は軽い足取りで下校をする。

「中々良い人じゃない。」
「惚れちゃった?」
「うん……って言ったらどうするの?」
「巴ちゃんの言葉を借りるなら、グーでぶっ飛ばす!」
「あははっ!」

軽く笑い飛ばすし。

「けど本当に良かったよ、もしかしたらあのまま縁を切ろうとしないと必死にしつこく食い下がるかと思ってたけど。」
「うん私も。あれならば今後とも良いお付き合いが出来るわ。」
「これで問題解決だね。」
「うん!…さぁーてとぉ!重荷が下りたらお腹すいてきちゃった!どこかでランチでもする?」
「あーごめんこの後用事があるんだ。」
「むぅーーなぁーによぉー用事って!」

頬をぶすぅーと膨らませる。

「ちょっと、友情を深めるっていうか。」
「え?」
「一条君達と会うんだ、彼まだ心の傷が癒えてないと思うし。」

そういえば。

「佐伯君も呼んだ、だから久々に男三人で男子会と称して馴染みのラーメン店に行こうかと…。」

あのラーメン店は勿論私や巴ちゃんもよく行くけどどことなく男子達の溜まり場になっている感じとなっている。

「だからディナーはまたと言う事で。」
「…仕方ないなぁー、じゃー二人に宜しく伝えといて。」
「ありがと。」

彼だって一条君や佐伯君の事を大切な親友だと思ってるし、たまには同性同士で息抜きするのもいいもんだ。


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