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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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事後-2

 白濁液といえば、口に出されたZの精液はどうしたのだろう。
 ティッシュに出したり何かを吐き出すような音はしなかったしまさか飲み込んでしまったのだろうか。
 そういうことはアダルトビデオの中だけの話だと思っていた。
 もちろん私もゆきに飲んでもらったことはない。
 ビデオの中で飲精した女優が男優を見上げて照れ笑いしているシーンがあるが、あれはまさに今のゆきだ。
 AV女優のような恥ずかしい行為をしているゆきと、普段の清楚なゆきがオーバーラップして頭が混乱する。
 私の知っているゆきと今現在のゆきの行為がどうしても結びつかない。

 時間にして十分にも満たない行為が、セックス中よりはるかに長く苦しい時間に感じられた。
 挿入され気持ちよくなってしまうのは生理現象なのである意味仕方がない。
 しかし事後にこうしてペニスをきれいにする行為は意識的にしようと思わないとできないことだ。
 臭くて不潔な男性器を自ら進んで咥える妻。
 夫ではない男のペニスを愛おしそうに口に含み舌を使って奉仕する妻。
 胸がチクリチクリと痛む。
 気がついたら私は二度目の射精をしていた。
 こんな短い間隔での射精など記憶にないことだった。

 扉の向こうでも動きがあった。
 一人が静かな足音をたてて風呂場へ入る音。続けてシャワーの流れる音。
 ようやく終わったのだ。この音はおそらくゆきだろう。
 Zともあろう者が女性より先にシャワーを浴びることはない。
 彼はナイスガイと女たらしが混ざったような人間だ。

 私が寝室の扉を開けリビングに入ると、むわっとした男女の汗や体液の入り混じった匂いが充満していた。
 フローリングに敷いたラグの上にZが大の字に寝っころがっている。
 汗びっしょりで心地よさそうに目をつむり、ひと仕事終えた充実感を漂わせているZ。
 私が入ってきたのに気がつくとニヤリと笑ってひとこと「ゆきさん最高っす」。
 股間のものはゆきの唾液がたっぷりと付着しているのだろう、テラテラと光って反り返っている。
 ついさきほどまで、ゆきはこの大の字の足の間に傅いてこの物体に奉仕していたのだ。
 射精してもずっとこの調子なのか、それともゆきの奉仕により復活したのか、いずれにしても凄い大きさ、太さでこれがゆきの中に入っていたのかと考えると目眩がする。

「最後ゆきさんのフェラやばかったっす。あんなフェラできる人だったんですね」
 余韻に浸るようにつぶやくZ。
 しかしここまで大きくしておいて途中で終わるのもZが少し可哀想かもしれない。妻を寝取った相手に同情するのも変な話だが好奇心に負けて聞いてみた。
「最後までイカせてくれなかったの?」
「ほんと生殺しっす」
 ゆきは、男が射精するまで面倒見てあげるとかなんならもう一回戦するという概念を、とっくの昔に忘れてしまったのだろう。私と十五年間セックスしていたらそうなってしまうのも無理はない。
「その状態でどうやって終わらせたのか想像つかないんだけど」
「『はい、きれいになったよ』って嬉しそうにおちんちんペンペンてしてシャワーに行っちゃいました」
 ゆきが最後なにか話しかけてたのはそれか。
 Zにきれいにしてと頼まれたから本当にきれいにして終わったのだ。ぜんぜんセクシーじゃないし天然だが、どうしようもなく可愛い三十八歳である。Zが羨ましい。

「もう終電ないよな? 泊まってく?」
「いいんですか?」
「いいよ、今日は子どもたちもいないし明日は休みだし」
 二人の息子は地元のスポーツクラブの合宿で留守にしている。三回目のゆきの貸し出しにあたって今日を選んだのはこういう理由もあった。Zにも泊まっていっていいよと事前に伝えてあった。
「じゃあお言葉に甘えます」
「今着替えと毛布だすから。悪いけどソファで寝てくれ」
「全然いいですよ、お構いなく。それより……」
 気がついたらZは股間を屹立させたまま立ち上がっていた。スポーツジムでトレーナーをしている彼の体は均整がとれていて格好いい。
「このまま風呂に突入してもいいですか?」
 またニヤリと笑うZ。いたずら小僧のような愛嬌のある男だ。なかなかのイケメンだしなるほどこれはモテるだろう。
 いやのんきに感心している場合ではない。私の妻がまたこの男に犯されてしまう。

 シャワーを浴びているゆきは後ろから抱きつかれあっという間に挿入されてしまうだろう。
 湯船のへりに手をつかされて尻を突き出すゆきの姿。
 むっちりと大きな尻の割れ目の真ん中に突き刺さるZの極太ペニス。
 そんな想像が瞬時に頭をかけめぐると一度は収まったはずの興奮と緊張がぶり返してきて喉がカラカラになる。

「いいよ」
 かすれた声でかろうじて返事をする。
 ありがとうございます! という快活な声が聞こえたような気もしたがよく覚えていない。
 気がついたら私はリビングに一人立ち尽くしていた。
 いつの間にかZの着替えと毛布がおいてあったので無意識でいろいろと動いてはいたのだろう。
 廊下の向こうからは、シャワーの音に混じってゆきの喘ぎ声が聞こえている。
 もう終わったとばかり思っていた今回の妻の貸し出しが、実はまだ始まったばかりだと知ったのはすべてが終わったあとだった。


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