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キミの体温 ボクの吐息
【女性向け 官能小説】

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お互いに自然に惹きつけ合ってギュッと抱きしめあう。

キスをしたその味は辛口のシャブリだった。

自分の口内もきっと同じ味なんだろうと思うと嬉しくなる。
そのまま耳たぶを噛んで首筋をじれったいぐらいにゆっくりと降りて行く。

鎖骨にキスマークを残して
ブラウスのボタンを外した。

1つ1つ外して行くと洋子の心も身体も俺のものになっていくようで
上手く外せない。

そんな自分に可笑しくなって、ボタンを外すのをやめて抱きついた。

「ごめん。興奮してる」

ギュッと抱きついているはずなのに
2人の間がモゾモゾして、確かめるために身体を離せば
洋子が自分でボタンを外していた。

「洋子」

「私も、興奮してるみたい」

困ったように笑いながらボタンを外すその手は俺より震えていて
その指先を見て、自信がわいた。

「俺にやらせて」

一呼吸して、キスをしてボタンを1つ外す。
キスをしてボタンを1つ外す。

キスとボタンを外すのを交互にして
ゆっくりと洋子の身体を俺のものにして行く準備をした。

ワインなのか、照れなのか、薄ピンクに染まった洋子の胸を
そっと手のひらで包んで親指の先で乳首をもてあそんだ。

「あ・っ・・」




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