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キミの体温 ボクの吐息
【女性向け 官能小説】

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「時期が早すぎるのは分かってる。
でも俺がのんびりしているうちに他の奴のところに行ってほしくないんだ。
付き合ってほしい」

テーブルの上にある彼女の手をそっと包んだ。

「ま、だ・・・」
「まだ早い?整理ついてない?」
「う、ん」
「急がないよ」
「・・・・」

「これから・・・」
「ん?」
「彼と別れて、これから色々遊ぼうかと思ってたのよ」
少し俺をからかうように白石が笑う。

「遊ぶ?」
「そう。今まで彼一筋だったから」

俺はその言葉で見えない男に嫉妬する。

「アッシー君とか」
「うん」

「メッシー君とか、ミツグ君とか・・・」
「うん」

俺はくすくす笑い出す。
彼女の指先をもてあそびながら。

「沢山作ってやろうとしてるの」
「そうなんだ」

なんて可愛い事を言ってるんだろう。

彼女の手の体温が今、俺に感じられる唯一の彼女の温かさで
彼女の全身で体温を感じたいと思った。

「俺1人じゃ満足できない?」




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