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キミの体温 ボクの吐息
【女性向け 官能小説】

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日曜日はよく晴れて、12月にしては穏やかな暖かい日だった。

「厚着してきた?」
「うん」

初めて見る私服は可愛くて
女の子の私服にドキドキするなんて
高校生の時にした人生初デートを思い出した。

「どこに行くの?」
「ナイショ」

しばらく走って着いた先に白石はビックリして
「え・・?なに、ココ」

「葉山マリーナ」

真っ青な海と真っ青な空。
それとは対照的な
真っ白のクルーザーが所狭しと並んでいた。

「クルージングしようぜ」
「え、えっ」
「厚着してきたよな?」
「うん」
「はい。これライフジャケット」
「あ、はい。でも新田君が操縦するの?」

「俺、2級船舶持ってるし」

「え!船舶免許持ってるの?」
「大学の時に友人の間で取るの流行ったからな」
「こ、このクルーザーは?」
「親父の」

「お父さんの!」
「ん?大丈夫、ちゃんと親父の許可はとってあるから」
「う・・・ん」





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