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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第35話 『生徒同士で言葉責め』-1


 2番が50番に連れられた先は、人影もまばらな湿実寮の食堂だった。 トサッ、椅子に座って50番が足を組む。 とても同級生とは思えない横柄さに、2番は少なからず面喰った。 寮ということは先輩の視線もあるわけで、仮に2番が先輩にこんなところを見られれば、即座に指導が飛んでくるところだ。 そんな2番の意中に我関せずと、

「さぁて、貴方はそこに正座して。 2番さん、だったかしら。 貴方、『ごっこ遊び』はご存知?」

 自分の前に2番を正座させ、50番はニコニコと尋ねた

「……聞いたことない」

「あら? もう一回『正しく身分を弁えた上で』お返事してくれるかしら。 だいたい、知らないのなら、ちゃんと最後に謝罪を足しなさいよね」

「し、知りませんでした。 申し訳ありません」

「言葉が足らない。 やり直し」

 冷たく50番が言い放ち、

「……寡聞にして存じませんでした。 あの、む、無知で申し訳ありません。 反省しています。 えと……ど、どうかお許し頂けませんでしょうか」

 慌てて言い2番が言い直す。 

「貴方、ちょっと可愛くて頭がいいからって調子にのってるでしょう。 ちゃんと命令に従ってるか、貴方もあたしも、全部撮影されてるのよ。 状況把握も出来てないなんて……呆れるわ。 あたしがいうことは全部正しくて、あたしが白といえばカラスも白なの。 で、貴方は今日一日腐ったマン滓で、生きているだけで恥ずかしい、Eランク並に最底辺な滓牝なの。 そんなことも分からないなんて、意外に頭悪いのね」

「さ、最底辺の滓……」

 教員のような絶対的目上の存在から降って来た言葉ならいざ知らず、仮にもついこの間まで同格だった他クラス生だ。 簡単に納得できる言葉ではない。 けれど、

「何? 文句あるの?」

 思わず絶句した2番を畳みかける50番。

「いえ……ないです」

「そう。 なら貴方が何なのか、自分の口ではっきり言いなさい」

「……最底辺の滓牝……です」

 消え入りそうにつぶやくも、50番は許さない。

「もっと大きく。 ちゃんとあたしの目を見て言う」

「は、はい。 私は、さ、最底辺の滓牝で――」

「聞こえない」

 バキッ、50番の踵が2番の顔をうった。 足元に正座した2番に対し、手加減一切なしの前蹴りだ。 顎先を揺らされ、2番は一瞬意識が途切れかかるも、グイッ、髪の毛を掴まれ意識ごと前に引き戻される。

「つぅっ……!」

「もう一回」

「わ、私は最低――」

 ビシッ。 今度は横っ面を平手でビンタされた。 すぐさま手の甲で往復ビンタされ、やはり倒れる前に戻される。

「もう一回」

「わっ、私はっ! 最底辺の滓牝ですっ!」

 2番は食堂中に響く大声をあげた。 支配と被支配、2人の関係が規定された瞬間だった。 半ば自棄になった2番が落ち着いたところで、

「貴方の身体的に『恥ずかしい部分』を100個申告しなさい。 しょうもない自己申告は却下よ」

「ひゃく……そんなにですか!?」

「当然じゃない。 それとも何? 貴方、滓の分際で欠点が100個以下なつもりなの?」

「そ、それは……」

「あぁ、なるほど、100個じゃ少なすぎるってことね。 そっか、これはあたしが悪かったわ。 滓の分際で100個選ぶのが難しいなら、どうせなら1000個教えてもらった方が――」

「も、申し訳ありません! 100個、100個いいます!」

 慌てて50番の足許ににじりよる。 足元から見上げる2番を、薄く笑いながら見下ろす美少女、50番。



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