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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第33話 『ペナルティ授業、書道と体育』-2

「他にも、肌の産毛も捨てがたいですねぇ。 集めるには難儀するけれど、きめ細かさなら及びもつきませんから。 とにかく、どの部位でも構いませんから、好きなように毛を選んで、短く折った竹に結わえましょう。 竹は、好きなものをもっていいですが、手で折ることは罷(まか)りません。 尻で折りなさい。 誰か手本を見せて貰おうかしら」

 そういうと、12号は手近にいた2組少女を呼び寄せた。 少女を机にまっすぐ立たせ、尻を生徒に向けさせる。 立つ、といえば女の持ち物が見えるように、足を肩幅以上に拡げることが基本だが、今回は踵同士、膝同士をくっつけて、マッチ棒のような直立姿勢だった。
 
 そうしておいて、中くらいの支那竹を撓ませてから、12号は2組少女の尻を割った。 現れた灰色の窄まりに竹の弯曲部分を合わせ、尻肉から手を離す。 左右の尻たぶでもって、半月状にしなる竹を支える格好。 竹がお尻を中心から押し出そうとしていて、辛うじて肛門が見えるものの、元々少女のお尻は肉厚なので、竹を一層しならせる。

「全力で尻を締めなさい」

「は、はい。 ふんッ」

 12号教官に命じられ、少女の尻肉が隆起した。 大振りな尻が上にひっぱられ、双尻に窪み――いわゆる『尻笑窪』がくっきりだ。 ギュッと締められた竹が更にしなる。

「もっと」

「はいっ! ンッ……ンンンッ!」

 耳を紅潮させ、背中を反らせて少女が息む。 竹の隙間から覗く肛門が、縮んだり弛んだり、まるで荒い息遣いのように激しく蠢いていた。 そうやって何度か『もっと』『はいっ!』のやり取りを繰り返し、ポキッ、あっさりと竹が折れる。 そのまま収縮した尻の谷間、真っ二つになった竹の棒が綺麗に2本挟まった。

「デモンストレーションに時間がかかるなんて、世話ないわねぇ、全く……せっかく細めの竹を選んであげたんだから、一度で決めて頂戴」

「はぁっ、はぁっ……も、申し訳ありません……はぁはぁ……」

 全身をつかって尻に反動をつけ、なけなしの括約筋で竹を割った少女は、けれど褒められることはない。 パァン、12号に尻をはたかれてついた手形と共に、机を降りる。 

 こうして生徒たちによる『筆づくり』が始まった。 2組生を、おもいおもいの格好で立たせ、1組生が材料を毟る。 プチッ、プチリ、ブチッ、ブチブチッ――。 一本ずつ丁寧に毛を抜く生徒もいれば、束ねて引きちぎる生徒もいる。 

「痛ぅッ!」

「こら。 動いたらダメでしょーが」

「ううっ……ごめんなさい」

「綺麗に抜けなかったから、やり直し。 もう一回前髪を出して」

「あの、よ、横の髪じゃダメですか? そんなに抜かれたらおでこが目立っちゃう気がして……」

「うっさい。 私が抜くっていってんだから、黙ってジッとしてろ」

「……は、はい……」

 執拗に前髪を毟っているのは50番だ。 必要最小限を明らかに超える本数を、ニヤニヤしながら抜いていて、既に相方の15番は頭頂部正面に地肌が見えてしまっている。

「……ひ……ひっ……くちゅんっ!」

「もうっ、鼻水垂らして、さっきから汚いなぁ」

「ごめんなさいぃ……ひっ……ふぅっ……くちゅん!」

「だからって横を向くのは無しだよ。 顔は正面。 鼻の毛、こんなにたくさんあるんだから、少しは抜いて欲しいでしょ。 綺麗にしてあげてるんだから、黙ってジッとしてなさい」

「で、でも……ぐずっ……くしゅっ……」

 髪や陰毛には目もくれず、ひたすら2組少女の鼻毛を毟る1組生もいる。 一本一本爪で挟み、鼻の奥から粘膜ごと引っ張りだす。 ピーンと張らせておいてからの、一息に真下。 プチン、小気味いい手応えを残し、脂肪がたっぷり付着した毛根を伴った、太くて短い鼻毛が現れる。 2組少女の鼻からは、既に絶え間なく鼻水が溢れ、鼻づらから唇までみっともなく垂れていた。 目尻にも涙が溜まっていて、きつく瞑れば今にも眦(まなじり)から溢れそうだ。 おそらく、人前に面と向かって鼻の穴を晒し、鼻毛を吟味される屈辱に泣いているわけではない。 単に鼻腔上皮への刺激で生理的に励起された、涙腺の活性化に起因する涙だろう。 それでも嬉々として鼻毛を摘まむ1組生と、ベソをかきながら必死にクシャミを堪えて鼻を差し出す2組生には、同じ学園生徒とは思えない壁――体育祭の勝敗を超えた見えない序列の壁――があった。 



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