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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第33話 『ペナルティ授業、書道と体育』-1



 絶対服従週間6日目、土曜日。 時間ちょうどに2号がHRに赴くと、珍しく生徒たちがザワザワしていた。 2号の姿を教室のガラス壁ごしに認めるなり、バタバタと慌てて席に着く。 『始業5分前着座』を徹底している2号にとしては看過できない。

 合同授業の連続で消耗しているだろう生徒に過度な負担はかけられないが、何かしら指導を入れる必要がある。 どんな指導にするべきか――……。

 ガラリ。

 小脇に出席簿を抱えてドアを開けた2号。 普段であれば登校服を脱いだ肌色の群れが机に片脚をのせ、膣を拡げて2号を待ち受けている。

「……えっ」

 ところが彼女を出迎えたのは、股間を覆う黒々とした繁み。 意表を突かれた時ほど冷静にならないといけないのだが、2号は目をパチクリさせる。

「……委員長。 股の間にある汚い毛が何なのか、事情をきかせて頂戴」

「は、はい。 昨日、2組生全員が寮監様から塗り薬を渡されました。 『発毛剤』でした。 書道の1・2組合同授業で体毛を使用することになったから、脇、鼻、頭皮、恥丘、蟻の門渡、肛門周辺、まつ毛に塗り込んでおくように、ということでした。 朝起きたら毛がもしゃもしゃで……処理したいのは山々なんです。 ただ、合同授業が終わるまでは毛一本といえど片付けられない決まりなので、一切手を付けずに登校した次第です。 2号教官にあらせられましては不恰好、不潔な私たちをお許しいただけますでしょうか」

「なるほど。 寮監の指示、ということですね」

「はい……ええと、それはそうなんですが、寮監様は『学年主任から通達があった』とおっしゃってました」

 クラス委員長の22番が陰毛について説明した。 両手で大陰唇がカンカンになるまで左右に引っ張り、その上で膣を開閉させる。

「12号教官が通達を……なるほど、合点がいきました」

 2号は事情が呑み込めた。 国語担当でもある12号は、書道を担当する免許がある。 今日の合同授業に12号自ら出向くつもりだろう。 そこで少女たちの体毛を使うに違いない。 それでも『こういう時、普通は担任に事前に連絡があって良さそうなものだけど……』と2号は思う。 発毛剤の持続期間が1週間なのか、壱ヶ月なのか、はたまたそれ以上なのか? 発毛剤の副作用は? 発毛剤の使用方法は? 2号には何一つ分からない。 

 12号教官が気配りしてくれないのは今に始まったことじゃないけれど、生徒に質問されたとして、答えられない状況は辛い。 あとで12号教官に事情を確認しよう、どんな授業をするか自分の目で確かめておこう、その上で、自分のクラスに勝手をされたことに対してはしっかりきっちり抗議しよう――そう割り切ると、

「朝のHRを始めます。 委員長、号令を」

「はい! 全員起立!」

 ガタッ。 一斉に椅子から腰をあげる。 委員長と話す間に呼吸を整えたんだろう、いつものCグループ2組の空気だ。 少女たちが立ち上がったあとには、椅子にセットされたエボナイト棒がテカっていたが、恥丘の陰毛と全く同じ黒色だった。


 ……。


 土曜1限、書道。 G棟書道教室にて。 授業を見学したいと申し出た2号を、国語担当12号は――内心はどうか知らないが少なくとも表面上は――快く了承した。 

 書道教室中央に、うず高く積まれた孟宗竹がある。 12号は徐(おもむろ)に一本を抜き、生徒達に翳(かざ)してみせる。 

「動物の毛と竹があれば、それだけで筆は作れます。 乾きが早い狸毛、光沢が綺麗な狐毛、水気の多い鹿毛あたりが人気です。 逆に猿毛や犬毛は地毛からして短いし、毛先の丸みや太さがまちまちなので、素人には向きません。 貴女方は、週に一度練習しているとはいえ、まだまだ初心者の域をでませんね。 ゆえに、長くて水気をたっぷり含める毛で、大切な一本を作りましょう。 使用する毛は――」

 一呼吸おいて、12号が勿体をつける。 2号は務めて無表情を保っているが、内心では辟易していた。 そんなもの、この状況下で理解していない生徒などいない。

「――2組さんの陰毛です♪」

 ニコニコと、嬉しそうな12号。 薬の服用結果にしろ、指導命令にしろ、他人を思いのままに操る行為は実に愉しい。

 今回、彼女が命じた薬によって、2組生徒に汚らしくみっともない体毛を増殖させた。 きをつけした脇からはみ出した剛毛、身体の正中線にそって自己主張する陰毛――キュッと締まった尻の谷間にしたところで、一たび拡げれば中央にイソギンチャク状の恥毛が溢れている。 だらしなくはみだす体毛は勿論、体毛を隠そうと身体をくねらせるも隠しきれずにいる生徒、開きなおって剛毛を晒しつつ内心では屈辱に歯噛みしている生徒、みんな揃って愛おしかった。  

 一方、12号が笑顔をふりまくのと対照的に、2組生徒は表情が固い。 急激に体毛が伸びた反動で肌がチクチクするし、毛根も敏感になっている。 これから自分の毛が抜かれると分かっていては笑顔になれるハズもない。

「牝毛は、特に生え際が吸湿性に富んでいて、筆として使うのに適しています。 オーソドックスな筆にするなら、髪の毛から作るといいでしょうねぇ。 かといって体毛の先がダメかというと、そうはいっていませんからね。 せっかく自分の一本ですから、個性がある筆にした方が面白いと思いますよ。 チリチリした毛が数本混じっていると、より勢いがある字になります。 よれよれなオケツの毛を束ねれば野性味に富んだ字が書けます。 腋毛、臍毛、おマン毛――そうそう、短くて扱い辛いでしょうが弾力は鼻毛が抜きんでています」

 2組生徒の端正な顔が普段より間抜けで不細工なのは、主に鼻の穴から毛が溢れているせいだ。 黒々とした毛の塊が鼻の穴から覗くせいで、生徒たちは一回りも二回りも鼻の穴が大きく見えた。



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