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キミの体温 ボクの吐息
【女性向け 官能小説】

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「どこに行きたい?」

タクシーに乗り込む寸前に、必要以上に白石をじっと見つめて
その視線に白石も視線を合わせた。

「どこにでも―――」
「―――っ」

「って言いたいとこだけど。ごめん。
ここまで来てもまだ心整理はなにもついてないの」
「うん」

気の利いたセリフでも言えればいいのに。

「この前のお店がいいな」
「了解」

一瞬よぎったエロティックな雰囲気は
寒い風にふっと吹き消されて
白石が見つめていた星に消えた。

ココに来てくれただけでいい。
ココに来ないで家で一人で泣いていたかと思うとやりきれない。

その時に俺を選んでくれただけでいい。

今はそれだけでいい・・・






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