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彼女の『お姉たん』
【学園物 官能小説】

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星空が僕たちをつないだ☆-2


 きょう子は、S学四年生の時に この島にやってきた。それまで島に一人だけの小学生だった僕は、すごく嬉しかった。
 きょう子が来る前に、僕のママは言った。

 「こんどここに来る子はね、身体は男の子だけど、心は女の子なのよ。」
 「それって、性同一性ナントカってやつ?」
 「そうね。ま、気楽に仲良くしなさいね。」
 「…………」

 きょう子に会うまではどうしようかと思った。でも、同じ四年生で過ごし始めたきょう子は、細かいことにこだわらない子だった。
 全くの女の子であるきょう子なのに、海に遊びに行ったりすると下着まで全部脱いで、僕と同じようにおチンポをブラブラさせながらはしゃぎ回るんだ。

 しばらくして、ママからきょう子がこの島へ来たいきさつを聞いた。
 きょう子は遠い都市部の学校で、男の子で過ごしていたけど、男の子のように立ってオシッコをする事が出来なかった。自分は女の子だから、しゃがんでオシッコをするのが普通だと思ってたんだ。
 それが、同級生の男子たちには奇異に映って、
 「あいつ、あのままじゃ男子としてやっていけないから、みんなであいつが立ちションできるように訓練してあげよう!」と、同級生たちがきょう子をトイレで待ちかまえるようになったんだ。
 それに耐えられなくなって、この島へ移ってきた……んだって。

 きょう子がこの島に移ってきてから、少し学校の生徒が増えた。
 きょう子のような、人間関係にとか 心にとかに苦悩をかかえたような子がやってくるようになったらしい。
 きょう子は そんな子たちのやさしいお姉さんになっていた。

 ただ、他の子たちは きょう子のおチンポを見た事は無いらしい。


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