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サンタ・カンパニー
【ファンタジー 官能小説】

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-7

乱れる莉奈の姿に、勝手に息が荒くなってくる。


その吐息が混じった切ない声も、俺の身体に跡が残るほど強くしがみついてくる手も、なおも貪欲に快楽を欲しがるような瞳も、全て俺を煽らせる。


「莉奈……もっとヤラシイ顔見せろよ」


ぬるついた指を奥深くまで挿れて、少し引っ掛かりを感じた部分を見つけた俺は、そこから指を離れないようにした状態のまま、手のひら全体で会陰をゆっくり揺する。


「やあああっ、何っ!? あああっ!!」


莉奈がいきなり叫び出したので、ニヤリと笑った。


「……ここか」


見つけた、莉奈のイイ所。


暴れ出したように両手をばたつかせるので、空いた手で莉奈の両手を掴み上げる。


怯えたような瞳すら、俺を欲情させる。


もっともっと、乱れさせたい。


「莉奈、思いっきり気持ちよくしてやる」


そう言うと、莉奈はゴクリと生唾を飲み込んだ。


そして、ユサユサと手を動かすと、莉奈はさっきとは比にならないほどの嬌声を上げ出した。


「あんっ、な、何コレ……ッ!! やぁっ、やぁんっ!!」


首をイヤイヤと振る莉奈だが、紅潮したデコルテや、全身に粟立つ鳥肌が、そして莉奈の中で蠢く指に絡む愛液が、身体が快楽に悦んでいると証明していた。


「あんっ、ダ、ダメッ……!! やめてぇっ!!」


顔を歪め、狂ったように鳴く、その姿に下半身が疼いてくる。


「何でだよ、気持ちイイんだろ?」


「あぅっ……あっ、や、ヤバイのっ……漏らしちゃ……」


「いいんだよ、それで。莉奈、今のお前メッチャエロい」


「あっ、いやっ……見ないで……」


「いや、見るよ。お前の感じてる所、しっかり見てやる。だから、思いっきりイケよ」


ラストスパートを駆けるように会陰部をグリグリと少し激しく揉みしだくと、


「ああああっ……も……ダメ……いやあああっ!!!」


と背中を思いっきり仰け反らせた。


会陰部を刺激続けた俺の右手は、生温かい液体を帯びていた。


いつの間にか激しい運動をしたみたいに浅く速くなっていた莉奈の呼吸。


そして彼女は意識がどこかに飛んでいってしまったかのように、ただ呆然と空を仰いでいた。





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