投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜
【ファンタジー 官能小説】

『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜の最初へ 『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜 9 『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜 11 『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜の最後へ

とどけ!おいしいケーキ-4

『それにしてもコムスメ、なんだかお前、いい匂いがするな?』
黒い顔の鼻先をひくつかせて、アリさんが顔をよせてきました。

や、やだ。
ソコは。

『ワレワレの大好物、砂糖を焦がしたような、甘〜い、香ばし〜い匂いだぞ?』
そう言って空気を吸い込んでるの、あたしの穿いてる綿毛みたいな下着のところなんです。

『どれどれ・・・?』
あっ、いけない。

アリさんったら。
ワタガシみたいにフワッフワのあたしの、下着の真ん中に、舌を。

「ひゃんっ!?」
下から上に、ゾロリ、と舐め上げてきたんです。
それも、いちばん恥ずかしい真ん中の、たてにくい込んでるところを、遠慮なく。
あたし思わず、悲鳴をあげちゃってた。

『おお、思った通りだ!!』
あたしのお股の間に顔を寄せたままでアリさん、
『コイツのパンツ、どうやらホンモノの綿菓子で出来てやがるぞ!!』
なんて、うれしそうに大発見の報告をしちゃうもんだから、ほかの2匹も、
『ほ、ホントかよ!?・・・たしかにさっきからそんな匂いが』
『お前ばっかりズルいぞ?・・・俺たちにも味見させろ!!』
なんて、身を乗り出してきてしまいました。

『わかったわかった、あわてるなよ』
いまにも襲いかかってきそうな2匹をなだめながら、アリさんは持っていたムチをあたしの両手にしばりつけて、
『こうすれば、コイツは身動きがとれないままだし、みんなで楽しめるだろ?』
そう言うと、舌なめずりをして笑いました。

『ソイツはいいや!!』
『さっすがアニキ!!』

よくないよくない!!
ゼンゼン良くないよ!!

魔法のエナジー足りなくなると、身を守るバリアーが消えちゃって、コスチュームはただのお菓子になっちゃう。
そう、あたしの魔法のコスチュームはみんな、お菓子の材料で出来ているんです!!

フェイクファーや、紅いベロア生地で出来てるように見えたガーリーサンタのコスチューム、実はほとんどが、色違いの綿菓子で造られてる。
エナジーが不足したまま攻撃されたりしたら、本物の衣服よりずうっと弱くてもろいお菓子で出来たコスチュームは、さっきムチ打たれた時みたいに簡単に破れちゃう。

ましてや、
『さあて、準備はOK、だな?』
『美味しそうないい匂いじゃないか・・・こりゃ、舐め甲斐がアリそうだな?』
『舌が鳴るぜェ!?』
なんて嬉しそうなアリの怪物さんたちに、舐められちゃったりしたら・・・

『『『いっただっきまぁあ〜す♪』』』
不安で頭がイッパイのあたしに、3匹。

同時に、舌を。
ベロン。
と、伸ばしてきたんです・・・

ダメ、いけない。
このままじゃ、あたし、もう。

あたしこと、佐藤イチゴ。
またの名を、魔法のパティシエ、ピュアドルチェ。
・・・パティシエ人生最大のピンチに、おちいってしまいました。


『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜の最初へ 『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜 9 『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜 11 『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前