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キミの体温 ボクの吐息
【女性向け 官能小説】

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それでも・・・

「横浜も変わるな」


まさに横浜は変わろうとしていた。
もう駅前の開発がほぼ完成された横浜駅から外れ
開発の中心は桜木町に移った。

このバブル景気に乗って、桜木町の埋め立て地区は大きく変貌しようとしていた。

「みなとみらいの横浜博から一気にこの土地を押し上げる」
「楽しみだな」

1つの。大きな街を丸々プロデュース開発する事業に携われることなんかめったにない。
この時期に、この会社にいる事が奇跡だ。
ワクワクする。

開発される一瞬前の土地を見ながらタクシーに乗ってそんな事を考えていた。

会社からほんの数分でついたそこは
今年、オープンしたディスコだ。

横浜港の倉庫を改造して作られたそこは
華やかな今の景気に乗って、瞬く間に横浜の夜の遊び場になった。

「いつも思うけど、すげえな」

加賀が苦笑いしてそう言う気持ちも分かる。

真っ暗な海沿いに、綺麗とは言えない倉庫が建っていて
それを見上げればピンクとブルーの派手なネオンで
「YOKOHAMA Bay☆Side」と、光っていた。




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