クリスマス前の日曜日-3
僕は言葉を忘れた。ほんの少し身体を動かすだけで、チンポの両側から絹が勢いよく引き戻されるように心地よい擦れが続いた。
女の子は鼻水を流している。どうやらアイマスクの向こうは涙であふれているらしい。
一瞬、女の子の痛ませていることを感じた。
だけど僕の心の中には、いつもこのたばこ部屋の前で見張りをしている自分の姿が浮かんでいた。
(先輩はいつもこの部屋で、こんな事をしていたんだ。女の子にたばことエッチを教えていたんだ……)
「いいな…… 俺もなんだか燃えてきた。」
先輩のそんな声が聞こえたかと思うと、僕は身体の後ろ側に温かい動きを感じた。
「せ、せ…… 先輩…… !」
「キミと女のセックス見てたら、抑えきれなくなったよ。」
僕のお尻の谷間に、熱い流れがうごめく。
「先輩…… な、何を…… ?」
「こんな、万引きするようなクズ女とはヤりたくないけど、キミのナマ尻見てたら、たまらなくなったんだよ。」
「ちょっと…… あ!」
「だいじょうぶ。俺のチンポは、キミが思ってるほど大きくはないから、あ、入ってく入ってく……」
「せ、先輩…… そんな……」
「ああっ、すごくいい。キミのお尻の中、熱くて気持ちいいっ!」
先輩のチンポの熱さを、僕はお尻の中に感じてる。でも先輩は、僕のお尻の中が熱いと言う。どっちがホントなんだろう…… そんな事を考えてると、先輩はゆっくり腰を動かしはじめた。
「あ、あ〜ん……」
女の子がその動きに反応して、僕の肩をつかんで抱きついてきた。僕も女の子の背中に手をまわして抱き寄せた。
先輩に言わせれば、万引きするようなクズ女。そのクズ女とセックスの初体験をするような僕もまた、クズ男なんだろうな。
じゃあ、そんなクズ男のお尻でセックスしてる先輩は…… それはナシにしよう。
だって、クリスマスに先輩は、セックスをプレゼントしてくれたんだもん。先輩は僕に気をかけてくれていたんだもん。
それに…… お尻に入ってる先輩のチンポも、気持ちいいもん。
【おしまい】