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詩織を使って、昭和のテレビCMを再現してみた。
【女性向け 官能小説】

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全裸より恥ずかしい格好で-3

撮影の日がきた。

7人全員がテレビ局のスタジオに集められた。動画の撮影だから、テレビ局が便利なのだろう。

撮影本番まで一時間――7人とも、すごい格好にされていた。
白いショーツ一枚にガウンを着ているのだが、問題はそのショーツだ。
極端に小さい。
恥毛こそカバーしているが、お尻のほとんどは隠れていない。
プロのヌードモデルとしては、全裸のほうがマシというシロモノだ。

撮影しないはずの下半身まで“衣装”が用意されていることについて、
羞恥心を最大にしたいからと、プロデューサーがあっさり手の内を明かした。
さすがだな、と思った。
全裸のほうがかえって恥ずかしくない、という女性心理を知り尽くしている。

希望者にはニプレスが配られ、全員がガウンを脱いだ。
リハーサルが始まった。
――――――――――
カメラの切り替えはなし。

ショーツ一枚で石鹸だけを持って歩きだし、低い台に立って正面を向き、はにかむ――までをカメラが水平に追うのだ。

リハーサルは動きと表情の確認だから1,2回で済んだが、

本番は、乳首かニプレス、もしくはショーツが写り込んだらNGである。
臍(へそ)までアングルに入れるので、極小ショーツは無意味ではなかったのだ。
――――――――――
意外と本番もスムーズにいった。
裸に順応するかしないかの、ギリギリの心理状態がうまく作用したのかもしれない。
――――――――――
私は、NGを出した。
むき出しの乳首ではなく、ショーツが写ったという。

それなら、と、
私はショーツを脱いだ。


ON-AIR用の画像をVHSカセットにダビングしたものが、後日郵送されてきた。
7人全員のバージョンが入っていた。
彼を部屋に呼んで、一緒に見た。
この子が一番美少女とか、この子の表情がソソるとか、
私を嫉妬させるようなコメントを彼は言った。

現場ではみんな完全ヌードだったんだよ、と私が言うと、
嘘だろう、と彼は言った。

そう、嘘。これ穿いてた、と、

枕の下に隠しておいた撮影用ショーツを取り出して、見せた。

穿いてるとこ見たい、と彼は言った。

言われなくても、そうするつもり。
――――――――――
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