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濡レ羽色ノオ下ゲ髪
【ロリ 官能小説】

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後ろの正面-1




 真鍋由希子の転校が決まったのは、夏休みを目前に控えた七月のある暑い日のことだった。
 家庭の事情で引っ越しをすることになったのだと、クラス担任の川島は与えられた仕事をこなすように生徒たちに説明した。
 無論、それがかならずしも真実とはかぎらない。
 そのことを裏付けるように、ネット上では様々な憶測が飛び交っている。いつかのレイプ疑惑に始まり、いかがわしいアルバイトをしていただの、父親のわからない子どもを妊娠しただの、目に余る書き込みが無尽蔵になされていたのだ。
「ひどい……」
 その一言に尽きる、と遥香は怒りを露わにして携帯電話を伏せた。
 書き込みのことを教えてくれたのは、やはり同じ学級委員の大森俊介だった。彼の正義感の強さは遥香よりも上手で、他校の不良グループをおとなしくさせたという話を耳にしたこともある。
 けれども相手がインターネットとなると話は別だ。書き込みをした人物の特定が困難な上に、みだりに深追いをするとしっぺ返しを食らうおそれがある。
 ようするに見て見ぬ振りをするしかないのだ。
「結局、なんもできねえってことかよ」
 大森俊介の放ったその台詞に、遥香は胸に穴が空いたような虚しさをおぼえた。この町を去って行く親友に対して、自分は何もしてあげられないのか。
 体調不良を理由にそのまま不登校となってしまった真鍋由希子──彼女の身に何が起きたのか、事の真相が白日の下にさらされることはもうないだろう。
「なかなか熱心に議論しているようだね」
 聞きおぼえのあるその声に遥香が振り向くと、半袖のシャツを着た櫻井が立っていた。六月に衣替えをしたので、教師だけでなく生徒たちも夏服を着用している。


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