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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第20話 『大玉運びに棒倒し』-2

 プログラム10番。 Cグループによる『タイフーン』

 『ローハイド』に続き、南原が全く知らない種目だ。 男性として社会に出るため、数多の試験を突破してきた。 ゆえに膨大な教養を備えてはいるのだが、『体育祭の種目』に関する知識は、南原自身が幼年学校で経験した域を出ない。 

 大玉運びに参加した生徒達が応援席に戻る間、ルールブックをパラリパラリと流し読む。

「ふむふむ、ほほう」

「図入りであれば、もっと分かりやすく出来たのでしょうけれど。 ワードプロセッサーでプログラムを作成したため、このように文字主体になっております」

「お気遣いなく。 分かりやすい文章に仕上がっていますよ」

「勿体ないお言葉、ありがとうございます。 そう言っていただけたこと、図書委員長を筆頭に、製作した生徒たちに伝えたいと思いますわ」

「是非そうしてください」

 南原は恐縮する教頭を他所にページをめくった。

 ルールブックによると『横に倒した口径が大きい鉄パイプ』を走者が4人1組で握り、棒をバトン代わりにリレーする。 コースには、他クラスの生徒が1人ずつ第5姿勢(マングリ返し)で準備し、『チェッカー役』になる。 例えば1組のコースには、2組と3組から生徒が一人ずつ『チェッカー役』として派遣される。 『チェッカー役』は膣に『L字型六角レンチ』を咥える。 4人組の走者は『チェッカー役』の生徒に到着すると、自分たちが握った鉄パイプを『L字型六角レンチ』に挿入し、そのまま六角レンチを回すように『チェッカー役』を一周する。 一周を終えたら鉄パイプを引き抜き、次の『チェッカー役』に走り、そこでも同じように周回してからスタート地点に戻ってから、次の走者に鉄パイプを渡す。

 ルールブックの欄外に『競技の見どころ』として、次のようなことが書いてあった。

 『チェッカー役』は膣圧を最大限発揮し、走者たちが六角レンチを回せないよう抵抗する。 また、六角レンチが膣壁を貫通して子宮に届くことがないよう、襞を狭めて自衛する。 『チェッカー役』の膣締めが有効であればあるほど、他チームのタイムが遅くなるため、自チームが優勢になる。 かといって強く締めれば締めた分だけ膣襞が複雑に絡まるため、その分痛みも大きくなり、どこまで『チェッカー役』が献身できるかがポイントになる。

「こりゃまたエグい競技だ……」

 南原はルールブックを閉じ、顔をあげた。 既に競技は始まっており、マングリ返した少女の股間に接続したレンチを、走者がこぞって回している。 お気楽そうな走者に対し、チェッカー役の少女は溜まったものじゃないだろう。 毎回膣をネジ回され、鋼のネジに抉られるのだ。 しかも走者がスムーズに動けなくするため、非力な膣筋でネジの動きを抑えろという。 そんな無茶に不平も言わず、激痛を堪えながら膣を締める少女たちの心境はいかばかりだろう? 到底南原には想像できない。

「……ふぅん」

 ただ眼前の少女たちからは、特に乳輪を赤く彩った2組の生徒たちからは、悲壮な空気は感じられない。 『がんばれーっ』『相手止まってるよ! 上手く締めれてるよ!』『回って回ってぇ』等々、声を張りあげてクラスメイトを応援している。 特に目を曳いたのは、背中に『29番』とプリントされたチェッカー役の少女だ。 他のチェッカー役をスイッとクリアする走者が、次々『29番』に足止めされる。 『29番』の膣圧はどうなっているのか、もしかしたら喰いちぎる勢いで締めつけてるんだろうか。 健闘する29番は、たかが体育祭だし、客観的に見ればマングリ返しでウンウン唸り、膣に挿入した異物を挟んでいるだけだ――と南原は思う。 それでも一生懸命競う少女の剥きだしな股間からは、状況を超えて普遍的な美しさが漂っていた。


 


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