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猿の夢
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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猿の夢-4

その夜、僕は夢をみました。
クーラーをつけていても蒸し暑く寝苦しかったことを憶えています。
それは現実と見まがうほどリアルな夢でした。

夢の中で、僕は体を縛られていました。

温泉宿の和室に、ほの暗い間接照明の灯りだけがともっていました。
目の前の布団のうえに浴衣をはだけた若い女が横たわり、悩ましげに身をくねらせています。
輝くような小麦色の肌にしっとりと汗をうかべたその女は、もちろんエリカでした。

せつなげに眉根をキュッと寄せ、たまらない甘い媚声をもらしながら、エリカはなにかに太股の奥を吸われていました。

見ると、それは一匹の猿でした。

猿はエリカの太股の奥に毛むくじゃらの顔をうずめ、ねっとりとエリカの太股を撫でまわしながら、あふれる蜜を音をたてて舐めては吸いたてていました。エリカはたまらない声をもらしながら猿の頭を太股から引き離そうとしますが、舌はまるで吸いついたように離れません。エリカが身をくねらすたびに、浴衣からはだけた果実のような双乳がプルンッと音をたてるように揺れています。

なにかを吸いたてるような淫らな音とともに、エリカは猿の頭を太股ではさみつけたまま泣くような悲鳴をあげながら二度三度と痙攣するように激しく腰をふりたてました。
ぐったりとからだを弛緩させたエリカの太股から顔をあげたのは、あの古田でした。

毛むくじゃらの黒い猿の体をした古田の股間にはすでに赤黒いものが、天上を突き上げんばかりにそそりたっていました。僕は大声をあげてわめきましたが、二人には聞こえないようでした。
エリカがまるで催眠術にでもかかったように身を起こし、たまらなそうな甘えっぽい声をもらして男の腰にすがりついていくのが見えました。
美しいエリカ・・・。
その彼女がいまわしい猿のものを根元まで口にふくみ音をたててしゃぶっていました。
その瞳はまるで霞がかかったようにうっとりと濡れて、ゾクッとするような色香がありました。
まるで、逞しくそそりたった獣の精力を賛美しているように見えました。
エリカの妖しい濡れたような瞳が縛られている僕の方を見て微笑んだ気がしました。
汗ばんで乱れた髪をかきあげ、悩ましく身をくねらせながらエリカは布団のうえに四つん這いになっていきます。まるで無言のうちに猿と意思を交換しているようでした。
しっとりと汗ばんで小麦色に光る尻を、捧げるように差し出していくエリカ。
僕は夢の中で泣きわめいていました。
泣きわめく僕をあざ笑うように、いやらしい猿はエリカの尻のあわいに顔を埋めていきました。
お尻の穴をねぶられてエリカは甘い媚声を洩らしながらいやらしく上下に腰をふりたてています。甘えっぽく尻をふってねだるエリカに吸いよせられるように、猿の赤黒いものがゆっくりと子宮の奥に入っていくのがわかりました。たまらない声をもらしながら腰を敏感に跳ね上げさせるエリカ。
「・・・ああエリカ・・・お前はおれのもんや・・・おれの女や・・誰にも渡さへん・・・」
たまらない愉悦に口の端からよだれを垂らしながら古田がじっくりと腰を使いはじめると、エリカの口からすすり泣くような媚声が洩れはじめました。
パンッパンッパンッという湿ったいやらしい音と女の甘い悲鳴が部屋に響いていました。
エリカのからだを引き寄せてうしろから抱きつくように双乳を揉みたて、玉の汗のうかんだ背中に猿が吸いついていくのが見えました。子宮の奥を何度も何度も突かれ責め立てられ、エリカは泣くような甘い悲鳴を部屋中に響かせながら昇りつめていくのでした・・・。

気がつくと、僕は自分の泣きわめく声で目を覚ましていました。
パジャマは汗でぐっしょりと濡れ、パンツのなかは夢精した精液で濡れていました。
耳にはエリカのあの泣くような甘い悲鳴、そして古田の獣のようなうめき声が残響のように響いていました。
「・・・お前はおれのもんや・・・」
囁く汚らわしい猿とねっとりと舌を絡ませあいながら、接吻に応えるエリカが脳裏に浮かびました。
(・・・ああ、エリカ・・・)
僕は子供のように泣きじゃくりながら、自分の萎えたものをまた嬲り始めていました・・・。


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