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真っ赤なリース
【スポーツ 官能小説】

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第3章 刑事魂-10

「なぁ、お前金持ちの客には簡単に股開いてアンアン言ってんだろ?」
「あんたらには関係ないでしょ!!」
「関係あるさ。だってこれから雇うキャストがヤリマンちゃんだったら店の評判に影響するしさぁ。」
「だからあんたらとは契約しないしっ!」
「そりゃあないぜ。だってさっき札束見た瞬間、お前目が超輝いてたぞ?とりあえずヤラせてくれれば金やるって言っんじゃん。お前、金持ってる男なら死にかけのジジイだろうが高校生だろうが簡単に股開くんだろ?今更オレ達に股開いても何てことないだろ?」
「ふざけないで!!死にかけのジジイとなんか寝た事なんてないし!」
「おいおい、それじゃ死にかけのジジイが可哀想だろ?ったく性根腐った女だ。」
「あんたらに言われたくない!!」
「そうさ、オレ達は性根腐ってっからこーゆー事が出来るんだよ!ハハハ!」
澤田は恐らく同伴用の服装をしている美弥妃の白いカーディガンもろとも黒のワンピースドレスの上から胸をグッと掴み上げた。
「きゃあ!!」
「おっと、暴れるな。」
背後から両脇に腕を入れ押さえつける小森。こういう事に慣れているのはすぐに分かった。荒々しく胸を揉み上げて来る澤田に美弥妃は脚で抵抗する。
「暴れんじゃねーよ。ククク!」
脚の抵抗を歓迎する澤田はわざと抵抗の余地を与えている。何の抵抗もないとつまらないからだ。澤田の性格が見え隠れする。
「ククク、パンティは水色かよ?お前のパトロンの好みか?」
「あんたには関係ないでしょ!!離しなさいよ!!」
暴れさせた脚のヒール部が澤田の脇腹を蹴り上げた。さすがに顔を歪める澤田。それまで余裕を見せていた澤田の態度が豹変する。
「痛てぇだろ!このクソ女が!」
激昂した澤田が美弥妃の顎を掴み上げた。
「んんっ!!」
苦しさに顔を歪ませる美弥妃に澤田は寒気がするような無表情で美弥妃に囁く。
「お前みたいな女はな、体でしか金を稼げない娼婦なんだよ…。このレベルで金を稼げるのが不思議なくらいだ。お前レベルの女が東京に行ってもな、慰安婦ぐらいにしかなれねーよ…。お前は東京の男の公衆便所になるのがオチだよ。勘違いしやがって。片田舎で女王様気取りで悠々と生きてるのがちょうどいいんだよ…」
そう囁くと顎から手を離す。
「ふざけないで!!」
屈辱的な言葉に顔を真っ赤にして怒鳴る美弥妃は澤田の顔に向かって唾を吐き捨てた。無表情のままゆっくりと手で唾を拭った澤田は口元だけを緩めた。

「そうこなくちゃな…。フフフ。人間最大の絶望を味あわせる価値もない。」
美弥妃の全身に寒気が襲う。そして体の奥底から冷んやりとした冷たい血が身体中の全ての血管に循環し震えを読んだ。美弥妃が感じたそれは、まさに生命の危機なのであった。もしかして自分は犯されるだけでは済まないのではないか…、美弥妃はこの時そう感じたのであった。


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