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【SM 官能小説】

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宴 〜絆〜-7

「……真矢は?」
無意識のうちに呟いて、芳樹はその質問が持つ重要な意味に気付く。
「そうだよ、真矢は!?真矢はどこにいるんだ!?」
芳樹は取り乱した。
「あいつはどこにいるんだよっ!?」
「落ち着け」
胤真は部屋の隅を指し示した。
荒縄を巻かれた白いモノが、うずくまっている。
「お、兄様……」
後ろ手で緊縛された真矢が、そこにいた。
乳房をくびり出す形に縛られた真矢の元に、芳樹は駆け寄る。
「ま、真矢……!」
「お兄様……」
驚愕する芳樹に対し、真矢は微笑みをこぼした。
「胤真さんに、お願いしたんです……お兄様が喜ぶようなセックスの仕方を教えてくれって……そうしたら……」
「直に教えて浮気と勘違いされるのはごめんだからな。真矢ちゃんの責めは、キミがするべきだろ?」
背後から近付いてきた胤真が、そう言う。
「なあ、真矢ちゃん。俺より、お兄さんの方が感じるだろう?」
胤真は、鞭の先でぴたぴたと真矢の乳首を叩いた。
「あっ……は、はい。胤真さんより、お兄様が……」
「真矢……」
「芳樹クン、ちょっとこっちへおいで」
部屋の隅へ芳樹を招き、胤真は言う。
「真矢ちゃんはな、キミへもっと奉仕したいのにやり方が分からなくて、一度しか会った事のない−しかもろくに会話もしていない俺と智佳のところへ相談に来たんだ」
芳樹は息を飲んだ。
「いい子を奴隷にしたじゃないか。もっと調教して、大切にしてやれよ」
ややあって、芳樹はこくんとうなずいた。
「さ、智佳。待たせたな」
用が済むと加虐者としての笑みを浮かべ、胤真は智佳に近付く。
そして、鞭を一振り。

パアンッ!

「あうッ!」
腹部に打ち下ろされた鞭の痕が、みるみるうちに赤く浮かび上がる。
「明日は休みだし、今日はちょっと熱いプレイをしようか」
その言葉と微笑みに、智佳は秘裂をじゅうんと潤ませた。
「真矢ちゃんも縛ってるし、ちょうどいいだろ」
胤真は道具棚のところへ行き、それを持ってくる。
「芳樹クン。使ってみるといい」
胤真は芳樹に向かって、大小二つのものを放り投げた。
−蝋燭と、ライター。
胤真は赤の、芳樹は白の蝋燭だ。
「……念のために聞くけど、使った事は?」
「あ、ありません……」
芳樹の渇いた声に、胤真は微笑む。
「じゃあ、レクチャーしよう。こいつは、和蝋燭だ。材料の関係で、誕生日なんかで使う機会の多い洋蝋燭に比べて燃焼温度が低いのが特徴だな」
胤真はライターで、蝋燭に火を点けた。
「それを高い所から垂らすんだから、当然落ちる間に蝋が冷める。とはいえまだまだそれは熱くて、奴隷を気持ち良く悶えさせるのにちょうどいいんだ」
胤真は蝋燭をかざし、智佳の乳房に垂らす。

ぱたっ……

「ぅくっ!」
智佳の眉間に皺が寄った。
「ああ……」
切ないため息をつく智佳の乳房へ、胤真はさらに蝋燭を垂らす。
「どうだ、智佳?」
「あ……熱っ……い、痛い……けど、胤真様の……嬉し……」
胤真は微笑み、こちこちに堅くなった乳首へ蝋燭を垂らした。
乳首と蝋燭−二つの緋色が、溶け合う。
熱い蝋で乳首を埋められ、智佳は悶えた。
たまに体の力が抜けて三角木馬から食い込みの洗礼を受けるが、それすらも今の智佳には強い快感のスパイスでしかない。
胤真は微笑みながら、垂らした蝋で何かを描く。
「良く頑張ったな」
−それが完成すると、胤真は智佳へ優しく口付けた。
「綺麗だぞ、智佳」
嬉しそうに囁く胤真へ、智佳は微笑みで応える。
智佳の胸には、赤い十字架が刻まれていた。
「胤真様……」
潤んだ声に胤真はうなずき、智佳を三角木馬から下ろす。
「耐えたご褒美だ。両方愛してやる」
「その前に……」
智佳は物欲しげに口を開いた。
「おしゃぶりもか?いいとも」
許可が出ると、智佳は胤真の穿くズボンから口だけで肉棒を引っ張り出すべく悪戦苦闘を始める。
「んふ、むふうっ……」
一生懸命なその様子に、胤真は笑みをこぼした。
智佳はズボンのファスナーを歯で噛んで下げ、現れたトランクスのスリットを留めるボタンを舌先で外そうと奮戦する。
「えう、おむぅ……!」
胤真の匂いを嗅ぎ、薄い布きれ一枚を隔ててたくましい勃起があるのが分かるのに、直に味わう事ができない。
もどかしさで目尻に涙が浮かぶが、智佳は努力を続けた。
−努力が実り、ようやくボタンが外れる。

ぶるんっ!

勢い良く飛び出た肉棒が、智佳の頬を打った。
「ああ……胤真様のおち〇ち〇……」
うっとりした声で呟き、智佳はちゅうっと亀頭に吸い付く。
「ん、ああ……」


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