投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

恋のMEMORYの最初へ 恋のMEMORY 445 恋のMEMORY 447 恋のMEMORYの最後へ

初めての後輩-6

「本当に大丈夫ですか、あっ何なら後ででも良いですよ、演奏は放課後の部活でも出来ますし。」
「いいのいいの!丁度話す事なくなってきたところだし、ちょうど良かったわ。」

内心あれじゃーねぇ、彼女に呼ばれて少し良かったかも。

肩を並べ廊下を歩き、庭へと向かう。

「ひょっと人あの人がこの前言った伊吹さん?」
「うん、私の友人。」
「けど思ったより違ってましたね、もっとこうー元気でパワフルだって。」
「まぁ普段はね、けど今はねーちょっと問題を抱えているようで。」
「復縁がどうこう言ってませんでしたか?あーすみません聞くつもりはありませんでしたけど。」
「んーまぁーね、彼女も大変なのよ、恋人を持つと。」
「恋人、かぁー。」
「……そーゆー茜ちゃんはどうなの!?」
「えっ、私?」
「うんうん、お店の時は聞きそびれたけど。」
「んまぁー居ないですよ、この前も言ったように転校して知り合い何てほとんどいない訳ですから、あっ先輩を除いてですよ!」
「そっかー、じゃー欲しい?してどんな男の子がタイプ?ねぇ!?」
「そ、そんないっぺんにグイグイこられてもー、そうですねぇー、恋人はぁー欲しいといえば欲しいですね。」
「うんうん♪」
「まっ私もどちらかと言えば優しくて穏やかな人が良いですね、男らしくて強くて自分を引っ張ってくれる人が良い、なんて人も居ますが、やっぱり。」
「だよねー、今どきの男の人は強さより優しさよ。」
「…でも、居るんだろうか私みたいなドジで臆病者なんかに。」
「茜、ちゃん。」
「…まっ勿論居れば…の話ですよ?先輩が聞くからであって、そこまで絶対に彼氏が欲しいって訳じゃーないし。」

そうこう言っているうちに庭へ着き、置いてあった楽器を手にする。

「…大丈夫、だよ。」
「え。」
「君になら出来るよ恋人。」
「…でも。」
「こんな私にだって出来たんだもの、なら茜ちゃんにだって。」
「けど…。」
「……言ったでしょ?私は貴女は一緒なんだって、だから。」
「先輩…。」
「もし茜ちゃんに恋人が出来たら私、全力で応援する!もし片想いってんなら背中も押すしアドバイスもする、どこまで役に立てるか分かんないけど。」
「そんな、そこまで!」
「ううん!私がそうしたいの。」
「え…。」
「私は見ての通りまだまだドジでのんびりした所があって。」
「そんな事は。」
「だからそんな私なんかに後輩何て、自分を慕ってくれる人何て居る筈もない、そう思ったのに、だからとっても嬉しいの貴女と言う人が私の前に現れてくれて。」
「……。」
「純粋に好きよ、茜ちゃんの事、だから貴女には幸せになって欲しいってそう思えてきてさ…。」

単に後輩というのは可愛くて世話を焼きたいもの、そう言ってしまえばそれまでだが。それでも彼女の事を応援したくて溜まらない。

「んもうっ!やめてくださいよーこんな所で愛の告白何て、私だって男子に告白されたいですから。」
「えへへ♪」
「さぁほら演奏しますからちゃんと聴いてて下さいよ!」


恋のMEMORYの最初へ 恋のMEMORY 445 恋のMEMORY 447 恋のMEMORYの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前