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真っ赤なリース
【スポーツ 官能小説】

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第1章 不倫-1

「ああん…、田澤さん…」

朱音は熱くなった女の花びらを、巧みな指先に顔も体も蕩けるような快感に包まれていた。
「立花…、田澤課長と呼ぶんだと言ってるだろ?勤務中にさんづけで呼んだりしたら周りに疑われるから、な。」
田澤の指先が朱音を戒めるように動く。
「す、すみません…田澤課長…。」
「気をつけるんだぞ?」
田澤は朱音の蕩けるような瞳を見つめた後、ゆっくりと視線を唇に落とす。微かに開いた唇から甘く熱い吐息が漏れている。その吐息をゆっくりと吸い込みながら、ふっくらとした柔らかい唇の感触を確かめた。

「んんん…」
キスだけで感じてしまう程、朱音は田澤の存在に幸せを感じている。朱音の右手にそっと手を重ねると、朱音の方から田澤を頼るかのようにギュッと握りしめて来る。
「ぁぁん…」
小さく喘ぐ朱音。同時に朱音の女の花びらは田澤の指先に湿りを感じさせた。

「立花…あまり時間がないから…、分かるな?」
朱音は閉じていた瞼をゆっくりと開けて答える。
「はい…」
と。体を入れ替えベッドに横たわる田澤の顔に尻を向けて四つん這いになる朱音。お互い着衣したままの姿が慌ただしさを感じさせる。朱音が田澤のベルトを緩めチャックを下ろした時にはもう朱音の白いパンティは田澤に剥ぎ取られ、クシュっと丸まって横に転がっていた。

「立花、もたもたするな。」
「す、すみません…」
慌てる朱音を弄ぶかのように、田澤のヌメッとした柔らかい舌が割れ目をツーっと這う。
「ああん…!」
目が閉じ、そして顎を上げ喘ぐ朱音に、粘音を含ませた田澤の声が朱音にかけられる。そのネチャネチャ含みの卑猥な声に自分がどれだけ濡らしているのか気づかされる。
「早くするんだ、立花。」
朱音はゆっくりと顎を下げながら答える。
「はい…、すみません…田澤…課長…」
田澤さん、もしくは和也さんと呼びたい気持ちを抑え、甘苦しい表情が戻りきらないまま、朱音はようやく田澤のスラックスとパンツを足の付け根付近までずらした。パンツに引っかかっていた男性器が反動で勢い良く田澤の下腹部に衝突する。

「ハァハァ…」
割れ目をゆっくりと這う舌に息を荒めながら、朱音はドキドキするぐらいに興奮を現している男性器を見つめる。その堅い男性器を右手で握り直立させると、ゆっくりと口を開け、その柔らかな唇で挟み摩擦を与えながら喉の奥まで男性器を咥え込んだ。

「ああ…」
田澤の零す悦びの声が、いつも朱音には嬉しく感じさせてくれるのであった。


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