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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第4話『雑談、職員室』-2

『バトンパス、ハードル越え、障害等、競争系種目選抜体罰――競争競技で失態をおかしたものを選抜し、局部通電、陰部感電をもって本番に弱い精神力に気合を入れ直す』

 場合によっては火傷や裂傷に繋がるため、私は通電自体を好まない。 それでも通電で指導しなくてはいけないなら、ただ通電で痛みを与えるんじゃなくて、通電されても行為を中断しない精神力を鍛えたい。 具体的には『バトンに電源装置を内蔵し』、『バトンパス時、バトンの両端に走者の陰部が触れると通電する』ような装置をつくる。 そうすればイレギュラーに負けず行為を完遂する精神力と膣力が鍛えられる。 1度や2度では成功しないだろうから『5回連続バトンパスに成功するまで練習させる』といった課題を設定すれば、それなりにハードな指導に為るハズだ。

『クラス演技失敗者体罰――クラス演技でミスが目立つ生徒を選抜し、エボナイト棒、ゴムエッグ、乙女のヨウナシで陰部を拡張し、併せて視野を広げさせる』

 ……なんというか、3組の予定表を覘いてみると、特別活動の度、これでもかとばかりに『体罰』が続く。 俗にいう『飴と鞭』に倣うなら、どこかに『飴』があってしかるべきだ。 けれども『飴』は、少なくとも私が『飴』と感じるプログラムは、3組の予定には見受けられなかった。 罰に次ぐ罰、指導に次ぐ指導……それはそれで効果的なんだろうけど……う〜ん、どうなんだろう。 少なくとも、私の感性にはそぐわない。 

「……それじゃ、わたしは部活の指導がありますので。 お先に」

「失礼します」

 あっさりと予定表を完成させた13号教官は、軽く会釈して席をたった。 時計の針は17:30を指していて、準備運動が終わり、本格的に部活が始まった頃合いだ。 私にしても、悠長に事務作業に現を抜かしていい時間帯じゃない。 練習の些末は部長に一任したとしても、顧問が総覧してこそ部活動が成立する。

「……ふう」

 こなすべき仕事リストには、まだ20以上項目が残っている。 今から部活にいったとして、戻ってくるのは19:00頃。 1項目につき20分として、6時間はかかる計算だ。 学期はじめに担任が何かと手間暇かかるのは、昔も今も変わらない。 

「今日も日付変更コース……か」

 仕方ない。 教員として、仕事には優先順位がある。 自分自身を最後に回すのは、学園教員というよりも、現代社会全般に通じる最低限のマナーだ。 しくさしの予定表データを保存して、部活に向かうべく人影もまばらな職員室を後にする。 仕事が溜まっている気配を生徒に気取られないよう、ほっぺたを軽く叩いて気合を入れて……と。

 さぁ、放課後の始まりだ。





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