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トリック・オア・パンティ?
【フェチ/マニア 官能小説】

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彩花の部屋で-1


 それからは悶々とした日々が続いた。
 マスクを被ってみたい気もするが、そんなバカな、という思いもある。
 被ってしまったら、こちらの世界に戻って来られないのではないかという不安もあった。

 だが、ある時、原田の背中を押す出来事が起こった。
 階段を昇ってたら、彩花が前を歩いてて、書類でスカートの裾を隠したのだ。
 明らかに原田の視線を気にしてのことだった。

 だ、誰がお前のスカートの中なんか覗くかよ!

 彩花への怒りがふつふつと湧いてくる。
 同時に、彼女のスカートの中への興味がムラムラと湧いてきた。

 こうなったら、アレを使ってやる! 俺をキモイと忌み嫌っているあの女に復讐してやる!

 会社が終わると、原田は急いでアパートに帰った。
 部屋の床には、笑っているようにも見えるカボチャのマスクが置かれていた。
謎の男ジャック・ランタンの言葉が思い出される。
『トリック・オア・パンティ?≠アう尋ねることで、女性は悪戯を受ける≠ゥパンティを差し出す≠ゥのどちらかに従わなくてはならなくなるのです』

 彩花のパンティ! 彩花のパンティ! 彩花のパンティ! 彩花のパンティ! 彩花のパンティ! 彩花のパンティ! 彩花のパンティ! 高本彩花の脱ぎたてのパンティ……!

 もはや不安などなかった。
 カボチャのマスクを手に取ると、何のためらいもなく頭に被った。
 すると!!

 何だ、これはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!

 全身に力がみなぎるのを感じた。
 一流アスリートの身体感覚というのはこんな感じなのだろうか、体が力強く、それでいて軽く、動きまわらずにはいられない。
 おまけに足のつけ根の肉棒ははち切れんばかりに勃起している。
 これなら、いくらでも射精できそうだ。
 ズボンを下ろして確認すると、その大きさと太さは普段の勃起時の2倍はあった。

 社員名簿で住所を確認すると、原田は脱いだパンプキンマスクを大きなバッグに入れ、彩花の家に向かった。



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