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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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女王の力-1

七、 歩きがてら女王が聞くことには
「Kiel vi nomiĝas? 」
(お前の名前は何という?)
「Juuĝi. 」
(由自)
「Do vi juĝas. 」
(そうか、ジャッジなんだな。 *juĝi はエスペラント語の動詞で「判断する」意味)
機嫌が良さそうな女王に俺も名前を尋ねてみたが
「Mi perdis la nomon. Simple reĝino oni nomas min. 」
(名前は無くしたよ。ただ、女王、それだけだ)
言って女王は真面目な顔になった。
しかし、俺に気を遣ったのか、すぐ元の調子で
「Kian aĝon vi ŝatas kiel virinon? Vi havas ŝancon elekti kaj kolekti PIĈOJN, hihihi. 」
(いくつくらいの女が好きなんだ?幸福なことに、マンコを選んで収集できるんだぞ、ふふふ)
半分は冗談でも、もう半分は本当に俺を喜ばせるつもりで言ったのだろう。そして、これはどうも女王がたやすく実現させられる話のようだった。
俺に彼女ができない理由を言わなくてはならないと感じた。女に囲まれるのは、たとえ美女であっても沢山だ。なぜか、嘘をつく気になれなかった。
「Reĝino, mi devas diri al vi ion gravan. Verdire, mi povas ami nur knabinojn. 」
(女王、ちょっと大切なことを言わないといけないんですが、俺は子供しか好きじゃないんです)
俺は所謂「ロリコン」なのだった。少女性愛者、ペドフィリアだ。大人の女は抱くことまではできても、対等に愛するなど、空想に近いことなのだった。大人の女の間にいることも、ストレスになる。
「Kion ĝi signifas? 」
(どういう意味だ?)
分からないという女王に
「Mi timas plenaĝajn virinojn. Kaj mia animo voladas knabinojn inter dek jaraĝo kaj dekkvar. Mi bezonas nek grandan mamon nek periodaĵojn. 」
(成人した女は恐いんですよ。それで、十から十四くらいの女の子が欲しい気持ちが収まらないんで。大きな胸も、生理とかもごめんです)
「Juuĝi, ekzistas neniu problemo. Vi devas nur doni vian spermon al la nacio. Por vi estas tute permesite koiti kun knabinoj. Faru ĉiutage. 」
(由自、何も問題ない。お前は精子を国民に授けるだけでいい。少女とセックスすることなどお前の勝手だ。毎日でもするんだな)
あっさり受け入れられると却って言い返したくなるものだ。
「Sed kiel estos morale? 」
(でも倫理的にどうです?)
「Moraleco estas malpli grava ol naskiĝo de infanoj. Al ni mankas popolo. Tamen, se tio estas mensogo por elkuri de ni, vi estos kastrita. 」
(子供を産むことに比べたら、倫理性など大したことではない。人口が足りないのだ。けれども、もしお前の言葉が、逃げ出すための嘘だとしたら、去勢するからな)
女王は幾分おどけて、指で掴むような仕草をしてみせた。
「Ĉu vere? 」
(本当ですか?)
俺は眉を顰めた。


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