3-2
「んあっ、やっ、やあんっ」
キスをされつつも、執拗な攻めをされたあたしは喘ぐのを我慢できなかった。
「亜沙美……可愛いよ」
「ああっ……ダメ……」
遠藤くんはきっと相当経験豊富なのだろう。彼の触れる所がいちいち熱を持ったみたいに痺れてくる。
あたしの敏感な所をそれぞれ触りつつ、うなじや耳にまで丁寧な愛撫をされると、どうしても筒井くんとの淡白なセックスと比べてしまう。
自分の身体が、尋常じゃないくらい濡れているのは、浮気をしているという背徳感、身につけたことのないセクシーランジェリーの高揚感、そして圧倒的な遠藤くんのテクニックによるものなのだろう。
こんな状態で、理性を保てという方が無理だ。
「亜沙美、もう一度下舐めさせて」
「やあん……」
それが形だけの抵抗であるのをすでに理解している遠藤くんは、あたしの身体をベッドに仰向けにさせると、膝を掴んで思いっきり開かせた。
「すげ、さっきからヒクヒクしてる」
「や……見ないで」
「たまんねぇ、ヤラシイ身体……」
「んああっ!! いやあっ!」
濡れた舌がスリットから侵入してきた瞬間、電流が流れたみたいに頭の中が真っ白になった。
さっきも執拗なクンニをされたけど、やっぱり舌での愛撫は恐ろしいくらい気持ちがいい。
「はあっ……あ……ああっ……」
遠藤くんの舌は、ヴァギナを汚している愛液を綺麗にするように、全体を小刻みに舌で舐めとっている。
ワザとジュル、ジュルと音を立てられると、ますます気持ちが高揚していく。
「遠藤くんっ、いいっ、気持ちいいよぉっ……」
泣きそうなくらいの気持ちよさを訴えると、上目遣いの彼と目が合った。
「どんな風に気持ちがいい?」
「んっ、舐められて……死ぬほど恥ずかしいのに……気持ちよくて……おまんこもっともっといじめて欲しくなるぅ……」
「お前、エロ過ぎだろ……」
「ああっ、あたしっ、ホントはエッチなこと大好きなのぉ……」
「……こんなエロい女を筒井が好きにしてたんだな」
「あはぁっ!!」
クリトリスを舌先で突かれて、思わずつま先がピンと伸びる。
「筒井なんかより、もっともっといいって言わせてやる」
そう言って、彼はあたしの脚の間に顔を埋めた。