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平古良 平九郎 物語
【その他 官能小説】

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平古良 平九郎 物語-2

 秋口理事長さんは順恵の小さい頃抱っこして可愛いと言って離さなかったので、取られるんじゃないかと心配していたら泣いたので帰してくれました。その秋口理事長と一緒に切ってくれるのが楽しみだよ。秋口理事長さんは当社に優秀な卒業生を何人も紹介してくれたので、お陰で当社の利潤が出て、そのお礼に博物館を寄贈したいのです。
 大興建設にも向学院から卒業生が来ています。秋口理事長さんのご紹介で。みな一生懸命仕事しています。実は私も向学院経済学部の出です。
 ところで副社長さんの旦那様はなにしておられるのですか。
 都市近郊農業です。
 どんなお方ですか。
 身なりには無頓着の様です。汚い衣類も平気で着ちゃって。
 汚れの多いお仕事のようなので仕方ないでしょう。
 農協の祝賀飲み会だけは少しパットして出掛けるるみたい。
 惚れなおしませんか?
 ・・・・・・・・・・
 家計費はどちらが?

 あたしの給料でやっています。農家は利益がないし、貸家の家賃は全部税金に行くので 昔なら髪結いの亭主ですよ。
 そうですか。副社長さん幸せそうに見えるので、いい旦那さまかな。 そうだ、当社にも抗生物質を探している研究者がいるんです、副社長さんの畑や堆肥の土から資料をいただけませんか、よろしければ、担当者に言いたいのです。
 どうぞいくらでも、当家の資料からいい薬が出来て沢山の人の命が救われるとうれしいです。 
 それでは近々に。当社は抗生物質皮膚疾患薬専門製薬会社です。当社はお医者様用薬剤会社なので、お医者様がいい治療が出来る様、患者様に信頼される様なお薬を目指しているのです。副社長さんの畑の土からも是非採らせて下さい。
人から見れば汚く感じる堆肥の中にも沢山の微生物が生息しています。その汚さと戦って生きるためには、多くの抗生物質が細菌から守っているのです。その抗生物質を人間の皮膚病に役立てたいのです。皮膚病疾患抗生物質製薬会社として、全世界に販売したいのです。以前当社の経営が苦しい頃ある銀行の紹介で順子(じゅんこ)が婚姻をした婚姻先が保証人になってくれて借財で一時的に立て直しました。でも婚姻がうまく行かず出戻りです。それから順子は毎日左手に缶ビール、右手にたばこを持ち歩いて飲んだり吸ったりやり場のないむなしさで、おかしくなったのです。経営も一時は立ち直りましたがまたもとに戻りました。私は途方に暮れて占い師に生命判断に行きました。そしたら大利根製薬の給料を利根川より高くするんですよ。働く事より賃上げの希望者には給料の多い大利根に希望により移籍した方がいいです。利根川には、一生懸命働く人を残しなさい。移籍が終わったら銀行に行って子会社の大利根製薬を売りなさいの占いが出たのです。
つまりM&A、銀行も手数料取れるし。案の定困り果てた当社に買い手が銀行の紹介で付いたので、大利根製薬の株を安く売り手を引きました。働きが悪く、隠し事や嘘が上手でごまかしの天才に何で昇格昇級する会長は狂った頭だから辞めさせろと多方面から声が入ったのです。今に見てろと歯を食いしばって聞いた。無能者を選抜した僕に対して、まさか売却目的で昇級させたとは思わなかったでしょう。

大利根を買収したものの隠し事や嘘のうまい人の集まりなので業務命令に対して嘘の報告や隠し事が多く、情報疎通に嘘が多く、そのため仕事がうまくかみ合わず、非加熱製剤出して患者様が中毒をしたりして厚生労働省の立ち入りを受けて、
利益が出なくなり親会社も大利根に対して裁判に出たのです。利根川には金銭の無駄使いが嫌いで真面目に働く人だけが残りました。抗生物質のトップメーカーと宣伝しているが、
実際は小銭の節約が企業の基本中の基本として利根川製
薬は地道に業績が回復したのです。左手に缶ビール右手にたばこの順子と平古良さんの目が合って落ちたのはそのころかな。順子には不本意な結婚をさせたのでそんな事しても何も言えませんでした。平古良さんのお触りは柔らかく全身を包み夢の様だと言っていました。元気な順恵の出産のために体に良くないビールもたばこもさっぱり辞め、はつらつとした生活に戻ったのは平古良さんのお陰です。平古良さんの液体は順子にとっては最高の貴重品です。液体を入れてくれる棒も太く長く奥まで入り締め付けると気持ちがいいと言っていました。平古良さんの奥様にお叱りを頂いたらこんな禿頭でよ
ければ地面に擦り付けて陳謝しても惜しくないんだ。  
 いろいろ有り難うございました。会長にも報告しておきます。
それでは失礼致します。
 副社長さん薬学博物館建設は必ず発注しますから平古良さんの事よろしくお願いします。




お読み頂き有り難うございました。


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