投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

恋のMEMORYの最初へ 恋のMEMORY 427 恋のMEMORY 429 恋のMEMORYの最後へ

新たな未来への芽生え-3

休憩室でコーヒーを注文しテーブルに二つ分置かれ、文字通り腰を下ろし休む私たち。

「あっ、巴ちゃんからメールだ。」

彼女から送られてきた文章に目を通すと。

「まぁー!」
「どうしたの?」

カップ片手にそのまま私のほうへ首を横にする彼。

「あ…、大したことじゃないの、ただバイトを始める事にしたって。」
「なぁーんだ本当に大したことじゃないね。」

本人居たら怒られるな。

「うん、なんでもスーパーの倉庫作業だってさ。」
「運送業務か。」
「巴ちゃん、見た目と性格があれだからピッタリかも。」
「でもそういう仕事って思ったより大変そうだけど、大丈夫かな…。」
「…まぁ、いざとなりゃ一条君が助けてあげればいいのよ。」

窓の向こうで鳥が気持ちよさそうに風を切り、大空へと消えていく。

「さて、僕らも行くか!」
「うん。」


恋のMEMORYの最初へ 恋のMEMORY 427 恋のMEMORY 429 恋のMEMORYの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前