若い性-1
ピピッ…
メールの音で香織は目を覚ました。
躰を起こすとリビングのソファで寝ていた。
「やだっ…私…あのまま寝ちゃったんだ」
深夜、川島を見送りシャワーを浴びた後、心地良い気怠さが香織を襲い、ソファで眠ってしまったようだ。
「あ、メール…川島さんかしら」
香織は呟きメールを見た。
《ご無沙汰してます。進藤課長の部下の松坂です。折り入ってご相談したい事が有りまして、宜しければ今日の2時ごろ、ご自宅にお伺いしたいのですが…》
(松坂…さん?…ああ、前にウチに来たことある人だわ。何かしら…衛さんに何か有ったのかしら…)
《ご無沙汰してます。私は大丈夫ですので、いらして下さい。お待ちしてます。》
香織は返信して時計を見ると9時…
「大変っ、お掃除しなきゃ」
香織は慌ただしく準備を始めた。