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母子相姦のある風景
【母子相姦 官能小説】

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電気屋-2

思えばこんな田舎町のシャッター商店街の寂れた電気屋の2代目に嫁ぐにはちょっともったいないくらいだったんだろう。
大学出で信金の受付をやっていたのなら、他に男も居そうなもんだろうに。
もっともそれから25年以上も経ってそれなりに今の立場に似つかわしいおばちゃんにはなってきたんだけど。

そんな母親と一線を越えて関係を持ったのは俺からだった。
はっきり言って好きになったからだ。
母親なのにか、母親だからか、それとは関係なく、かは分からない。
ある日、親父が特約店関係の用事で店を空ける時があって、仕事柄いることの多い両親だったからそん時しかないと思ったんだ。
夕方くらいに親父が戻ってくるから、それまでは店番してなきゃいけなかったんだけどとりあえず用があれば呼んでくれって札だけレジんところにおいて、奥の間でヤッた。
商店街の通り沿いはどこも店舗用のスペースが大きいから1階が狭くて二階が住居になってる。
だけど、曲がりなりにも店を開けてる以上は二階にいったら商品や金が持っていかれると母がうるさいから仕方なしだった。
終わったらさっさと着替えてどうせ客も来てない店の方を見に行ってしまったから、随分太い神経をしてるなって思ったんだ。
けど、思ってたより早く親父が戻ってきたから先に母が店に戻ってて正解だったと思いながら俺は急いで奥の間の片づけをした。
親父が死んだのはそれから4年後の事だった。
それまで母と俺は密かに関係を持ち続けた。

我が家の電気屋は経営どうこうより、継ぐ継がないより、いつ店を閉めるかのようなところだった。
そういう陰鬱な話題が食卓に上がる事はなかったから、本当に親父が閉めるつもりだったかは分からない。
少なくとも俺はとりあえず工業学校を出てから、店を手伝う様になった。
知り合いの電気系の工事屋にも修行兼副業で入りながらだけど。
電話回線をやるって話だったのに、たまに電気配線もやったりした。
夜に電話で呼びつけられる時もあったかと思えば、一週間以上仕事がない時もあった。
それでも俺は色々出来るようになったし、良かったんだろう。

親父が急死したのは巡りあわせのようなもんだった。
具合が悪いって言って病院に行った数日後だから、よく覚えている。
ある朝いつもなら起きてくる時間に起き上がって来なかったんだ。
それで終わりだった。
最後に前夜交わした会話は何気ない内容だったから、思い出せないのが残念だった。
多分巨人の事だった記憶がある。
それからしばらくは親父の葬儀やその他もろもろの事で瞬く間に2か月ほど経った。
知り合いの工事屋は俺が店を閉めて働きに来ると思っているらしく、その前提で話してきたけど、俺は決めかねていた。
一度も言ってなかったけど、店はもう止める方向なのは母も俺も同じ気持ちだった。
ただ親父が死んですぐに閉じるのは無念だろうからと今さら訳の分からない孝行意識のようなものが出て、もうちょっとだけ俺が継いでやる事にした。
俺が一応代替わりって事で三代目になるのが決まった日、親父が死んでから初めて母とセックスした。
俺と関係を持つようになっても親父への気持ちは無くなってた訳じゃなかったから、途中で母は泣き出してしまった。
親父を思い出したのかもしれないし、今さらだけど悪いような気になったのかもしれない。
それで俺も萎えてその日は出来なくなった。
でもその翌日はもうヤッた。

店を辞めるにあたって在庫とか法務的な事も含めて、色んな後処理を進めなきゃいけなくなった。
自営業を閉めるっていうのはなかなか面倒なんだなって改めて思った。
母はその頃、よく店の掃除をするようになってた。
生前の親父が磨いていたわりにはついに売れなかった掃除機や扇風機を撫でながら色んな事を考えてたんだろう。
そんな時は俺も声はかけられなかった。

心と体っていうのは本当に不思議なもんだ。
別に俺は親父が嫌いだった訳でも憎かった訳でも何でもない。
ただ母親とそうなってからは邪魔に思う様にはなってた。
そんな気持ちが芽生えてしまってたから、死んだときにも後ろめたい感情が生まれたんだと思うし、だから供養のためもうちょっとでも店を続けようって思ったんだ。
母もそうだったんだろう。
儲からない店でも冴えない親父でも、母にとっては人生の大半を捧げた対象なんだ。
思いがけず俺に望まれたとはいえ無理矢理でもないのに関係を持ってしまった理由としてはそういう自分の人生をやり直したい感情が0だったわけじゃなかったからだろう。
でもやっぱり親父が死んだときには俺と同じように後ろめたい感情を持ったはずだ。
だから泣いたんだ。
俺は泣かせてしまうとも分からず、セックスを求めてしまったんだ。
本当はセックスを通じて母を慰めてやるつもりだったし、慰めてやれると思ってたんだ。
くそったれめ。
こんなに俺は大きくなったってのに、やれるようになったのは電気工事くらいで、泣いている好きな女の気持ち一つ分かりゃしねぇんだ。
くそったれめ。



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