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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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全裸で処刑される美女-9

「マギー!おいマギー!聞いてるのか??」
マギーはまるで夢から覚めたかのような表情で体をビクッとさせた。
「あ、はい…、すみません…」
そんなマギーの両肩に手をポンと置いた石山。
「1人じゃないんだ。みんながついてる。勿論俺もだ。お前ならやれる。ケツも拭いてやる。思い切りやってみろ。」
「は、はい…。」
そうは言われてもやはり自信がない。しかも1秒ずつ時間が経つにつれて責任感と言うものに押し潰されそうになる。マギーは不安そうな顔を石山に見せていた。

「石山さん…、稽古つけて貰えますか…?」
マギーがそう言うと石山は即答した。
「ああ。」
そう言ってニコッと笑う。石山はマギーと華英とともに稽古場へと向かった。
柔道着に着替えた石山は迫力があった。制服姿にもそれは感じるが、やはり柔道着を着るとまた一段とその立派な体格が生々しく目に映る。一方のマギーもただのハーフ美人が柔道着を着ただけの雰囲気ではない。その体格で目の前の岩のような男と対峙して相手になるのかと思ってしまう程だが、しかし素人にはないオーラがある。少しでも経験がある者の目には、そのモデルのような体から発するオーラが見えるだろう。そんな2人の稽古を華英は見守っていた。

石山は本気だ。しかしなかなかマギーは畳には倒れない。逆に石山を倒さんばかりに技を仕掛けて行く。石山は女だからと言って手を抜く男ではない。現に今、一瞬の隙をつきマギーを畳に沈めた。
すぐさま起き上がり組み合うマギー。若菜や石山から相手との力の差を埋める術は教えられて来た。相手の力を自分の力に変える技術は見事と言うしかない。あれだけ体格差のある石山に攻められてもそう簡単には投げ飛ばされなかった。

(やっぱマギーって凄いな。まだまだ追い付けないわ…)
華英は素直にそう思った。華英はまだあそこまで石山とやり合う事は出来ないからだ。その強さもさる事ながら、華英は一心不乱に戦うマギーの姿にずっと目を奪われていた。

「ぐわっ…!」
稽古を始めてから1時間程経った頃だろうか。とうとうマギーが石山を捩じ伏せた。何度投げられ、何度捩じ伏せられたか分からない。しかし最後まで諦めず、とうとう石山の背中を畳につけさせたのであった。

髪を乱し汗だくの姿で息を乱すマギー。手で額の汗をサッと拭うと石山の前に正座をして言った。
「やります、私。思い切りやってみます。」
その目の輝きを見た石山はニコッと笑う。
「ああ、やってみろ。」
「はい。」

マギーは石山を倒して勇気を得ようとしたのではなかった。逆に投げられ続けて自分の弱さを再確認したかったのであった。出来るか出来ないか迷うのは捜査本部の指揮を執るレベルに自分があってこそ。だがそのレベルに自分はない。なら迷う必要はない。出来なくて当たり前、そう割り切る事が出来た。失敗しても失敗しても最後に倒せばいいだけだ、マギーはそう吹っ切れた。

迷いが消えた人間の姿を華英は目の当たりにする。素直にカッコイイと思った。きっと口にはしないであろうが、やっぱり私の偉大な先輩だと心の底から思った。その先輩の為、自分も全力でマギーに協力しようと決意したのであった。

「なぁマギー、稽古付き合ってやったお礼に昼飯奢れよな??」
「え?も、もしかして焼肉ですか…?」
「当然だろ。1時間も付き合わされて腹ペコだ。もう昼だし。じゃ、行くか、三島!」
「はーい♪」
「た、食べ放題でいいですか…?」
「バーカ、俺は叙々園の肉しか食わねーの知ってんだろ?」
「…お給料前なんですけど…」
「足んなかったら今月分から天引きしてやるよ!ガハハ!じゃあ行くぞ三島!」
「はーい!」
「…」

着替えた石山は三島と楽しそうに歩いている。その後ろをマギーは憂鬱そうについて行ったのであった。結局マギーの財布から3枚の諭吉が消えたのであった。



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