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海外赴任
【フェチ/マニア 官能小説】

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ダリアの引継ぎ-6

レストランで昼食を終えた僕たちは、海岸沿いのモールに向かってショッピングを楽しむ事にしていた。新しく建てられたモールには、多くのブランドブ店が詰まった観光客向けの大型モールだった。

「何を買うの?」
「ダリアのプレゼントさ」
「ダリアさんにプレゼントするの?」
「そうだ。ダリアのプレゼントだ」

悪戯に答えてエレナの反応を楽しんでいた。自分宛じゃないプレゼントに明らかに嫉妬しているようだった。腕に手を回したエレナは、胸を押し付けるように密着して僕を見上げていた。

「何を買うの」
「決めてない」
「何で買うの」

あからさまな嫉妬に笑いを我慢することがでずに声を出して笑ってしまった。

「エレナ、ダリアは明日でお終いになる。だから、これまでのお礼にプレゼントを買うんだよ」
「そうなの!なんだぁ。早く言ってよ」

僕の手を取り指を絡ませて手を繋いで歩き出していた。分かりやすい21歳の可愛い仕草に本当の恋をしてるような錯覚を自覚していた。弾むように歩くエレナは、ブランド店を見渡しながら、何がいいのないかなぁと長い髪を揺らしながら僕の手を引っ張るように店内に案内してくれていた。

「ダリアさん結婚してるんでしょ。それならこれなんてどうかな?」

保湿クリームとボディーケアのフルセットを手にとって僕に確認していた。悪くない、でも一応、他も見て決めよう。そう伝えたエレナは嬉しそうにダリアの為に店内を回って真面目に選んでくれていた。

結局ダリアには高級な化粧ボックスとスキンケアセットを購入してラッピングを終えていた。流石に女性が選ぶプレゼントだった。ダリアのプレゼントを選んでくれたエレナに感謝して、部屋に足りないものないか聞いてあげていた。

「時計がない。今日の朝、大変だったよ」
「そうだな、確かに部屋に無いね。今日何時に起きたんだい?」
「5時よ。何時か分からないから明るくなったから起きちゃたわ」

腕時計をしていないエレナを確かめた僕は、今朝のエレナの行動を思い浮かべて優しく微笑んであげていた。いつの日か腕時計をプレゼントしたあげよう。そう思いながらも先ずは置き時計が並ぶ時計ショップに向かっていた。小さなスノードームの置き時計を選んだエレナは、これ雪ね。と笑っていた。

「よく知ってるね。雪って言葉を知ってるなんて十分凄いよ」
「カナダ人にお世話になってたときにね、お婆さんが教えてくれたの。カナダには沢山雪が積もる。夜でも月明かりで明るいんだって。空にカーテンのような景色が広がって凄い綺麗だって終えてくれたわ」
「オーロラか。それは凄い綺麗だろうな」
「だからこれにするわ。買ってくれるの?」
「勿論OKだ。他は何かあるか?」
「今の所は大丈夫よ。元々日常道具は持ってきてるし、昨日も買って貰ったわ」

高額な貴金属を欲しがらず、純粋に生活用品を選び終えたエレナに感心していた。凄いプロポーションで極上な行為を受け入れる反面、本当のこの子は凄い真面目なんだと理解し始めていた。贅沢品を求めず普段通りの日常を選んだエレナに感心した僕は、腕を組むエレナの豪華な身体に見惚れながらモールを後にしていた。


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