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5センチの景色
【女性向け 官能小説】

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「でも野口さん。私この前も総務が計画した合コンをドタキャンしたんです」
「へ〜」
「こんなにドタキャンしていたらもう呼んでくれなくなっちゃいますよ・・・」

そんな私の愚痴に野口さんは

「そっか。頑張れよ。高橋が仕事を早く終わらせればいいだけだろ?」
「・・・・」

そりゃそーですけど。

「そういえば高橋、ここにいるって事はゴゴイチで言った資料終わったんだろうな?」

と、山田さんが思い出したように言った。
ですから・・・その資料がてこずったからこの時間になったんですよ!

「社内メールに入れておきました。パスは個人メアドに送っています」
「あっそ。お疲れ」

それだけ?
ねぇ!それだけなの?
午後になっていきなり「今日中」の資料を押しつけて
自分たちは先に帰って飲みに行って
新人の私だけが残業して、それで「あっそ」なの?

「きぃぃ〜!大将!ビール!」

「美鈴、飲み過ぎだよ」

飲まないでやってられますか!って。
何がツートップよ!

楠さんだってさっさと家に帰っちゃうしさ!
山崎さんだって「頑張れ!」とか言って帰っちゃった・・・デートなのか?

「合コンしたぁぁ〜い!」

泣きそうな声で言うと、大将までが「飲み過ぎんなよ」と
ビールを持ってきた。

社会人になれば!
素敵なオフィスラブが出来ると思っていたのに!

もう!誰か助けてっ!



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