投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

目覚めの失恋
【熟女/人妻 官能小説】

目覚めの失恋の最初へ 目覚めの失恋 1 目覚めの失恋 3 目覚めの失恋の最後へ

-2

 結婚して10年目、夫は同期の中でも出世が早く、私と娘一人は不自由することない暮らしが保証されていたが、1年前にマイホームを購入したのを機に、電車で二駅の所のクリニックで受付のパートをしている。職場は院長先生以外は女性だけの職場ではあるが、人間関係はとても良好で働きやすいので苦も無く継続できている。独身の時は、夫と同じエネルギー系商社で一般職の事務系社員として働いていた私にとっては業務内容自体は単純で少し退屈を覚える時もあるが、週3日で1日4時間半と私にとっては家事と両立できるちょうど良い時間なのでクリニックから辞めろと言われるまでは続けようと心に決めていた。ゆとりある不満のない暮らしは子供の頃から同じように過ごす両親を見て当たり前の日常だと受け止めて来たが、最近何か心が満たされないモヤモヤとした感情がまとわりついている。それでもきっとこのように穏やかに月日を過ごし、やがて娘が巣立っていくのだろうと、それが幸せというものだろうと自分を諭すのであった。


目覚めの失恋の最初へ 目覚めの失恋 1 目覚めの失恋 3 目覚めの失恋の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前