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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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最後の聖戦 不死蝶VSサーガ -7

きっと優里は例え猪やライオンが突進してきても動じなかったであろう。捨て身の佐川の突進に顔色一つ変えなかった。
「ぶっ殺してやる!!」
そう叫んだ佐川に優里はニコッと笑う。
「ようやく真剣になったわね。でももう遅いわ?」
優里は初めから殺し合いのつもりで臨んでいたのに対し佐川はレイプだの犯すだの、浮ついた気持ちでいた事がずっと気に食わなかった。ここにきてようやく殺すと口走ったサーガに喜びを感じていたのであった。
「本気、出すわよ?」
優里は今まで佐川を軽くいなしていただけなのであった。優里の顔から笑みが消えた。突進してくる佐川を迎え討つ優里。すると優里はボクシングの体勢の構えを見せた。
「グアッ!」
見事な右ストレートが佐川の顔にヒットする。続いてボディに一発、佐川の腰が折れたところに鋭いアッパーが見事に決まる。一瞬宙に浮く程の威力だ。佐川の意識が飛んだ。

「こんなんで倒れて貰っては困るわ?」
佐川の首を掴み無理矢理立たせた所に今度はキックの応酬だ。フラフラと立ち尽くす佐川に四方八方から右左のキックが見舞われる。サンドバッグ状態…、まさにそんな状態であった。

「私は例えボロボロになっても決して倒れなかった。あなたにもそう簡単に倒れて貰っては困るわ?倒れてしまえばどんなに楽だった事か…。いつも倒れてしまおうか…、そればかり考えながらも私は立ち続けた。歯を食いしばって立ち続けたおかげで私はこんなに強くなれた。それもこれも立ち続けてきたからこそ…。女はこんなに強くなれるのよ?」
キックを見舞いながら、まるでレイプ被害女性に送るメッセージのように呟く優里。そのメッセージは映像を見ているレイプ被害女性の心にしっかりと響いていたのであった。

「強く…、でも女性らしく…。私はレイプによって成長できた。でもみんながみんな私のように強い女性ばかりではない。私はそんな女性を救う為に人生の全てをレイプへの復讐の為に費やしてきた。きっと私達女性は強くなれる。手を取り合い、助け合いながら女性は強く進化する。そして男はどんどん退化していく。これからは女性が強い時代…。女性の時代よ!」
もはや意識朦朧の佐川を決して倒れる事を許さない蹴りの連続に視聴者達は眼を奪われていた。海老川優里の姿をじっと見つめていたのであった。

「佐川健吾…、いや鬼畜ども…」
優里は蹴りをやめると、もう全身力の入らない佐川の首を掴みながら言った。
「女性の威厳を今、返して貰うわっ!!」
そう叫んだ優里の姿に視聴者全員が驚いた。なぜなら左手一本で首を掴んだ優里が佐川の体を宙に浮かせたからだ。そして左手を話し、体を回転させた優里の鮮やかな回し蹴りが佐川の顔面を捉えた。美しい脚線美とフォームであった。佐川の体が後方に激しく弾かれ床に転がり落ちた。
「ううう…」
ガクッとした後に動かなくなる佐川。優里は冷たい視線を突き刺しながら息も乱さずにただただ見下ろしていた。

優里の完全なる勝利であった。


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