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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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責任-4

「この事件はあなただけの物じゃない。私にとっても終わらせなければならない事件でもあるんだからね、海老川優里…。」
千城、特に城南地区がレイプのメッカとされたのは湯島武史がきっかけである。その湯島武史がレイプの神と呼ばれるきっかけを作ってしまったのが、幼少期にイジメを繰り返していた中心人物である海老川優里。その海老川優里をレイプする為にレイプの道へと湯島武史は入って行った。そして湯島武史の息の根を止め復讐を果たした海老川優里であるが、彼の生んだ悪しき副産である田口徹と今回の事件の首謀者であるサーガこと佐川健吾の存在を消す事が、自分のせいで犠牲になったレイプ被害者への償いだと感じた。田口徹は若菜がこの世から抹殺した。残るは佐川健吾。田口事件の時も影で田口を操り事件に関わっていた佐川が今回様々な理由で表舞台に出て来た。世の中を恐怖に陥れようとしていた佐川だが、逆に目立つ存在になって好都合だと感じた。佐川に罰を下す姿を全国にさらせば、レイプ犯罪者の行く末を世に知らしめられる事になる。佐川を始末する事が湯島武史から続いている忌々しい糸を断ち切る事になるという考えは若菜も同じであった。違いは佐川を抹殺するか、それとも罪を償わせるか、だ。若菜は加えてこれ以上海老川優里に犯行を重ねて欲しくなかった。レイプの糸を断ち切るのと、海老川優里を救う事…、それが若菜のすべき事であると強く考えている。海老川優里を救えるのは自分しかいない…、そう自覚している。

「さて終わらせようか…」
そう呟いた瞬間、若菜の意識の中から警視総監と言う立場を捨てた。父が犯罪と立ち向かった時、静香が犯罪と立ち向かった時と同じ気持ちになったのであった。一刑事として若菜は一歩を踏み出した。いや、一歩と言うか…。

「!?」
現場に居合わせた捜査員達は目を丸くして驚いた。それは若菜が宙に浮いて行ったからだ。噂には聞いていた。ノーム原理教の元教祖と対面してから超人能力を身につけた事を。しかしそれを目の当たりにして全員が驚かずにはいられなかった。

何食わぬ顔で宙に浮いて行く若菜。多くの視線を受けながらゆっくりと宙に浮いて行く。まるでロケットの打ち上げを見るかのように捜査員達は若菜を見守っていた。

(黒だ…)
そう思っても口にする捜査員らはいなかった。仁王立ちで宙に浮いて行く若菜は下からスカートの中を見せんばかりの堂々とした姿であった。
(初めから見せるつもりだったくせに…)
マギーだけはそう思った。計算尽くだろう。見せる理由はないはずだ。ただ見せたかっただけだろう。強いて言えば見られてる興奮を得たかっただけだろうなとマギーは思った。

(士気が上がるわぁ。みんな私のパンティ見てドキドキしてるかな…。興奮していた♪)
宙に浮き風を受けながら若菜はそう思っていたのであった。


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