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堕ちていく教え子たち
【調教 官能小説】

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麗花 何処に何をされても私は屈しない-3

 「じゃあ交渉成立ということで。そこのソファーに座りなさい。」
 「はい。」
 「しっかりと背中を着けて深く。そうそう。」
 ソファーの座面はかなり低い。というか、ほぼ床についている。ローファーというやつだ。ソファーというよりは座椅子を西洋風にしたような、と言った方がより正確にイメージ出来るかもしれない。しかも背もたれは大きく後ろに傾いており、起き上がるのにはいつも苦労する。
 俺はヒメの向かい側に座った。
 「さてと。今私にはきみの…言わなくても分かるね、丸見えだ。」
 座面の低いローファーに深く座り、床に膝を立てれば自然にそうなる。彼女はそこを隠そうとはしない。
 「はい。」
 俺は冷めた目でそこを眺めながら質問した。
 「きみは今、そこに何をされたい?あ、念のために言うけど、しないからね、ご心配なく。」
 ヒメは抑揚のない声で答えた。
 「舐めまわされたいです。」
 ほう、言うんだ。
 「それは何故?」
 「そうされると気持ちいいからです。」
 「どういう種類の気持ちいい?」
 「性的に、です。」
 「感じる、と。」
 「ええ、そうです。」
 「という事は分泌物が一気に増えるし、オンナとしての欲情が高まる、と。」
 「はい、その通りです。」
 「しかし、仮にその状態になってもきみは悦びの感情を露わにしない。カラダの動き、声、表情など、いずれの表現手段でも。ましてや、もっとして下さいと自分から求めたりもしない。それは敗北だから。そうだね。」
 ヒメは無言でうなずいた。
 「強いね、きみは。何をされたらピンチなのかを敵に教えてしまいながら、それでも勝利すると確信している。」
 「先生が手ごわい相手だという事は率直に認めます。あの真面目な夕夏さんを乱れさせ、軽いように見えて実はしっかり自分の主義を曲げない絵美里さんに自分で足を開かせたんですから。だからこそ、私は強くなくてはならないんです。どんなに感じてしまっても、どんなにカラダが欲しがっても、私は屈服しません。」
 「いい覚悟だ。だが。いくら抑え込もうとしてもカラダに何かされればその刺激はそのまま神経が脳に伝達する。快感を封じることは出来ないんだよ。そして快感は情欲を煽り、カラダを疼かせる。オンナの悦楽は生易しいものではないと教えてあげよう。」
 舐めまわされたい、そうすれば感じてしまう、とヒメが告白したその部分をしばらく見つめ、視線を彼女の顔に上げた。
 「約束だからね、舐めないよ。」
 「…はい。」
 ヒメが返事をするまでに一瞬の間があった。
 「今は、ね。でも、後で私が自分のタイミングでしたいようにするのはいいんだろ?」
 「ええ、それが基本ルールですから。」
 俺は数回うなずいた。
 「姫野くん、そこのデスクの上で四つん這いになりなさい。」
 「はい、先生。」
 彼女は何の躊躇いもなく言われた通りにデスクに上り、四つん這いになった。目の前に迫る白く滑らかな二つの膨らみは、まるで蹂躙されるのを待ち焦がれているかの如く俺の方に突き出されている。その奥の少し影になった所には、ヒメが舐めまわされたいと言った部分がさっきとは違う角度で顔を覗かせており、さらにその向こう側には、胸の膨らみが揺れている。
 前方の窓ガラスにヒメの端正な顔がうっすらと写し出されている。その瞳はどこか夢見るような愁いを浮かべている。その意味は明快だ。俺に恥ずかしい姿で尻を突き出し、谷間を見られ、これからそこに何かをされる。俺からは隠さなくてはならないその欲情が表情に出てしまっているのだ。しかし、彼女は見られていることに気付いていない。
 俺はそれらの風景を鑑賞しながら艶めかしい太ももの裏側に手を滑らせ、尻を掴んだ。ヒメは一瞬だけピクっとしたが、それ以上は動かなかった。
 掴んだままの手をゆっくりと左右に開いていく。それに伴い、閉じられていたブヨブヨの唇が開き始め、その谷底が徐々に露わになっていった。
 粘り気を強く含んだ液体がニチャーっと何本かの筋をひいた。それが彼女の今の感情を端的に表している。ヒメは…求めていた。そこを弄ばれることを。しかしそれは秘めるべき想いであり、俺に悟られてはならない。悟られてはならないが、見られれば誤魔化しようがないという事ぐらい彼女にも分かっている。その矛盾が彼女に一種の倒錯を起こさせ、さらに分泌を促す結果となっている。
 「素敵なお尻をしているね。」
 俺は、彼女が一番気持ちを集中させているであろう谷間部分をわざと外して感想を述べた。
 「だから何なんですか。」
 定型文で返してきたのは、不意を突かれて他の答えをとっさには思いつかなかった証拠だ。だいぶガマンがきつくなってきているようだ。
 潤いに満ち、モチモチに手のひらに吸い付いてくる柔らかい尻を、爪を喰いこませて握りしめた。
 「あっ!…。」
 ソフトタッチで煽られ続けてきた彼女のカラダは正反対の荒っぽい刺激に激しく反応し、思わず声を漏らした。
 「ん?私の空耳かな。きみの声が聞こえたような気がするんだが。」
 「…。」
 ガラスに写った彼女は唇を噛み、少し青ざめている。


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