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堕ちていく教え子たち
【調教 官能小説】

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夕夏 スカートを穿いたまま-4

 その指先が尻の間から後ろに顔を出すや否や、堪えきれないとばかりにネチネチと自分を弄り始めた。
 「あ、あは、あうぅ…。」
 制御不能の悦びの声をあげながら、どんどん自分を追い詰めていく。
 「せ、先生…。」
 「ん?なんだね。」
 「どう…ですか、私。」
 「いいね。見られているにもかかわらず、恥ずかしがりもせずに淫靡な行為に没頭してイヤラシイ声を漏らしている。なかなかの研究成果だね。」
 「ありが…あぅ、あはぁ…とうございます。」
 「でも、一つ足りない。」
 「何…うぅ…でしょう?」
 「今まできみは自分でしているところを誰かに見られたことはないんだろう?」
 「ええ、これが初めて…あうぅ…です。」
 「そこで質問なんだが、見られていることによる快感への影響をレポートしなさい。」
 夕夏は自分のカラダの感覚にしばらく集中したのちに話し始めた。
 「一人の時は自分の快感のみに集中する狭い世界の中に留まった行為ですが、今、先生という客観的観察者を得たことで、自分のしたいようにだけするのではなく、鑑賞する者に訴えかけようとする感情軸が加わりました…。」
 話している間も、忙しく指が動いている。
 「…それにより、表現しよう、伝えようとする意識が、悦楽に溺れる自分自身という素材をよりピュアに膨張拡張誇張し、結果として増幅された快感が行為者へとフィードバックを起こし、なおかつそれはハウリングのように無限再帰現象を呼び起こして快楽と羞恥の対消滅への引き金となり、損失ゼロ、すなわち一切の無駄の無い極限変換効率のエネルギーが生み出されました。」
 指の動きに呼応するように腰がくねり始めた。
 「…そしてそれは、それは…うぅ…私の下腹部に縮退し、ジンジンと痺れる私の下腹部、下腹部、下腹部ぅ!」
 「要するに?」
 「キモチ…イイ…。」
 夕夏はガクっとデスクに倒れこんだ。左手の中指はまだ動いている。やれやれ、優等生にして冷静沈着な普段の彼女ならありえない支離滅裂なレポートを吐きながら、堪えに堪えてついに果てたか。


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